旅行日記100317

100317昨夜はなかなか寝付けず、朝4時には目が覚める。
まあ、尊大で無礼で差別的で傲慢で侮辱的なヨーロッパの顔を見ておくのも勉強か、と、自分を慰める。
この日記を書いてから、スポーツウェアに着替え、レティーロ公園にジョギングに出かける。

ここでもまた、街中と同じく、数多くのぶしつけな視線と出会う。
こちらが見返しても視線を外したり会釈したりはしない。
睨み付けると、しばらくあったのち、チッと舌打ちして横向いたりする。
さらに侮辱的な体験も街中で遭遇したが、それはもう思い出すのも嫌なので、ここには書かない。
しかし、こちらもすっかり武装体制が整い、アウェイであることをあらかじめ了解しているので、この程度のことでたじろいだりはしない。
心の底から大嫌いなマドリッ子の間を悠々走り抜ける。
ただし、そこでついつい誰よりも速く走ろうとしてしまったあたりは、わたしもまだまだアウェイ慣れしていないアマちゃんであると軽く反省。

ホテルに戻ると、エレベーターでアメリカ人と同乗。
こちらは、目が合うとお互い軽く会釈して普通にコミュニケーションが成り立つ。
二三言交わしてから、それぞれの階へ。

朝食はホテルで。
バイキング形式だが、超豪華。
その後、美術館巡りに出かける。
まずは、ソフィア王妃芸術センターへ。

近現代美術の膨大なコレクション。
ピカソやマチス、ダリなどが普通にゴロゴロある。
「ゲルニカ」以外は、自由に写真撮影もできる。
「泣く女」の連作までポイポイ置いてあって、とくに人だかりができるわけでもない。
たぶん、この中の1、2点をメインに持ってきただけで、日本では相当なお客を呼ぶことができるでしょう。
あまりに膨大なコレクションで、3~4時間費やしてもまだまだ全然見たりない。
ちゃんと見て回るには、ここだけで数日かかりそう。

ランチは、近隣のレストランでパエリアなどを中心に。
ウェイトレスが何故かこちらのテーブルにばかりやってきて、お茶はどうか、デザートはどうか、これは美味しいからオススメなどと、いろいろ構ってくれる。
どうやら日本が大好きとのことで、あれこれ聞きたいらしい。
日本語を少し教えたりして、和やかに会話。
マドリッドでも、ワーキング・クラスにはいい人がいる。
街歩いてると、ホント嫌な気分になりますけどね。
歩いていて、一時も気が休まることのない街です。

さらにプラド美術館へ。
こちらでは、ベラスケスの「ラス・メニナス」や「マルガリータ王女」、ゴヤの「裸のマハ」「マドリード、1808年5月3日」「我が子を食らうサトゥルヌス」、エル・グレコなどの本物が次々と目の前に。
クラシックな西欧絵画の超弩級のコレクション。
とりわけ、ゴヤの圧倒的な力感と物量感に深く感銘を受ける。
一方、エル・グレコは、本物を見てもやっぱあんま好きじゃないな、と。

あと、フランスもそうでしたが、美術の課外授業で子供たちの集団が来ている姿が目立ちます。
作品にほとんど手を触れんばかりの距離で、先生から説明を受ける。
うらやましい。
あんな生き生きとした教育受けてたら、そりゃ、教養も身につきますよ。
教科書の詰め込みではなく、生きた知識として。
さらにいくつかの美術館、博物館を回って本日は終了。

夜は、ホテルの部屋でチャンピオンズ・リーグを見る。
バルサ×シュツッツガルド。
ふたたびメッシがキレキレ。
4対0の快勝!
ああ、この試合もカンプ・ノウで見たかったなあ!
電車で3時間の距離にいるのに。
こんな人を馬鹿にしたような街のホテルで観戦しなくちゃいけないなんて。
まあ、ゴヤのためだ。
我慢しよう。

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