旅行日記100318

100318昨日に続いて、レティーロ公園を1時間ほどジョギング。
大きくて立派で厳めしいですが、ただそれだけの場所。
走っていて、あまり楽しくない。
でも、走ったり散歩して運動不足を解消するほかには、通勤のショートカットくらいにしか使えない公園。
趣がない。

もっと趣のない街中へ戻る。
朝食。
仕事関連のあれこれを済ませてから、本日はティッセン=ボルネミッサ美術館へ。
「モネと抽象概念」展を見る。
揺れ動き、移ろいゆくものの一瞬の姿をとらえることに腐心していた時期のモネと併せて、その構図や絵画的な表現と通じる部分のある抽象絵画が並べられている。
ウィレム・デ・クーニング、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコなどなど。
テーマや作家による分類ではなく、より高度な批評的アプローチを感じさせる展示であり、しかも、単なる思いつきではなく、それぞれ圧倒的な量による厚みと具体性を感じさせる。

その後、常設展へ。
こちらでは、西欧とアメリカ絵画の大きな流れを概観できる展示が行われていて、なるほど、だからバロックが登場する必然性があったのだな、とか、印象派、ハイパーリアリズム、ポップアートなんかが生まれてきた歴史的な文脈が良く理解できる仕組みになっています。
ファン・エイク、デューラー、ホルバイン、ティツィアーノ、カラヴァッジョ、ルーベンス、レンブラント、モネ、ルノワール、ドガ、ゴッホ、ピカソ、モンドリアン、バルチュスといった巨匠たちの作品が、これまた普通にゴロゴロ置かれていて圧巻でした。
結局、ここだけで午後ほとんどの時間を過ごす。
ミュージアムショップでは、モネのパラソルがものすごくキュートで惹かれましたが、残念ながらスーツケースに収まるサイズではなかった。

夕方、いったんホテルに戻り、その後あらためて街歩き。
面白い場所がない。
行き交う人々の表情に生気がない。
人を値踏みしたり、高みから見下ろすような視線で睨み付けられる。
こちらから微笑みかけても、無表情で対応される。
光と影とコンクリートの印象ばかり。
コントラストが強すぎる。
あらゆる場所に警官の姿が。
ホント、嫌な街です。

これまで、バルサとレアル・マドリーのライバル関係は知っていましたし、カタランの人たちの独立への思いも知識としては分かっていましたが、実際この場に来るまで、それがどういうことなのか本当には分かっていなかったように思います。
いや、そりゃあ、バルセロナとマドリッド、仲良くできるわけがないですよ。
あまりにも違いすぎる。
同じ国だとはとても思えない。

言葉も違いますが、それ以上に、街の雰囲気や人々の気質が違いすぎます。
フランコみたいな顔したマドリッドの尊大な連中に、さらにフットボールでさえ負けるなんて我慢ならないでしょうね。
すっごくよく分かる。

夕食は、アトレティコ・マドリのサポーターが集うバーに行き、食事を作ってもらう。
テレビのモニタにみんな釘付け。
アトレティコとスポルティング・リスボンの一戦。
結果は、2対2の引き分け。
試合終了と同時に、みんなぞろぞろ帰って行きました。

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