映画日記100521

the_damned『地獄に堕ちた人々』 The Damned 1961

メッチャクチャ面白い!
衝撃的に面白い!
『緑色の髪の少年』だし『エヴァの匂い』だし『夕なぎ』だし『風景の中の人々』だし『暗殺者のメロディ』だし『パリの灯は遠く』だし、要するにロージーの面白さがいっぱいに詰まってます。
脚本の構成的には、たぶん問題あるし、やや壊れてるとも思うのですが、そんなの関係ないじゃん!
実際に犬がバイクに轢かれそうになるし、人死にかけてるし、崖危なすぎだし、ヘリコプター飛ぶし、ロックンロールだし、SFだし、子供たちが大変な目に遭うし、アナザ・ブリック・イン・ザ・ウォールだし。
いやでも、ロージーの女性演出ってのは、あらためてホントにすごいものだとしみじみ思いましたよ。
エロい!
主人公のカップルがはじめてお互いの名前を伝え合う場面とか、何でまたあんなに官能的なんだろう。
シャーリー・アン・フィールドがあのハスキーな声で、「ジョォォォン」とか言うんですよ。
ちょっと上から覗き込んで。
もう、ロージーさん、エロすぎです。
いわゆる悪女ものの作品より、ジャンル映画のさりげない一場面でこういう演出見せられた方が、より強烈な印象残りますね。
不意打ちされると言うか。
ああ、SFとかのこの手の場面って大抵だれるんだよなあって辺りで、いきなりものすごい映画的な高みを見せられる感じ。
一粒で何度でも美味しい。
いやあ、この作品、マジで再評価されるべきだなあ。
公開しましょうよ!
これ、今こそ見直されるべき映画ですって。
本気で面白いです。
「あの人は世の中嫌いみたいね。良い心がけだと思うわ」って台詞あるんですけど、世の中腐ってることを糾弾するのではなく、そこを出発点に描かれた小さな寓話。
素晴らしいです。
絶対に必見!
って、誰か公開してくれないと見られないですけどね。
だから、これ公開しましょうよ!

東京藝術大学大学院映像研究科卒業制作展(漢字多すぎ)
『海への扉』大橋礼子
『cage』栗本慎介

学生さんの卒業制作なので、直接お話しする機会などあれば、その際に忌憚なき意見(笑)を述べます。
ただ、上映前から試写場にスタッフとしていたのが大橋さんだけで、学生ノリで楽しく仲間内でやりたいのか、それともキチンとした試写としてやるつもりなのか、その辺りがサッパリ分かりませんでした(と言うのは、大橋さんに対する批判ではなくて、彼女はメールもくれたしちゃんとやってると思います)。
こういうとき、たいてい両方の悪いところが合わさっちゃうんだよね。

『ガールフレンド・エクスペリエンス』 The Girlfriend Experience 2009

ソダーバーグらしい一本。
面白いです。
インディーで好き勝手にやってて、とてもスタイリッシュな作品。
『セックスと嘘とビデオテープ』以来のテーマを掘り下げた作品でもある。
個人的には、ただ、同じ主題をもうちょっとハリウッドの形式に近づけて撮った『インフォーマント!』なんかの方に愛着を感じるんですけど。
でも、悪くない。

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1 Comment »

 
  • kudokan より:

    The Damned、超面白いですよね!
    去年ある機会(W大学FJ井先生の上映会)に見ることができたのですが、未だにあの集団がハミングしていた歌が耳から離れません!
    確か、♪たーたたた たたたた たたったっ
    みたいな感じだったでしょうか。
    陰気とも陽気ともつかない(どちらかというと陰気だけれど、なんかやる気が出てくる)不穏っちゃ不穏なメロディーでしたけど、なぜかつい口ずさんでしまいます……。

 

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