試写日記100527

ironman2qp『アイアンマン2』ジョン・ファヴロー

もんのすごく面白い!
シリーズものでは典型的な2作目の作りで、要するに、自らの得た力によって内部から崩壊の危機を迎えた主人公が、しかしその力のリソースと対峙することでより高次な段階へと至るって話。
ミッキー・ロークが『レスラー』延長戦のような悪役として登場しますが、彼はまあ、毎回最後の一言を言うためそこにいるようなものであって(笑)。
チャンバラ映画、と言うか、剣豪ものなんですよね。
その意味で、近接戦を主体とするウィップラッシュ=ロークを悪役にしたのは正解でした。
終盤、思いっきりサムライ映画へのオマージュになってるし。
サム・ロックウェルが良い味出してて、スカーレット・ヨハンソンがすごいことになってますけど、でもやっぱ、このシリーズはロバート・ダウニーJrですな。
無敵の剣豪があくまで無敵で、だからこそ素晴らしい、という。
その同語反復を嫌味なくこちらに納得させてくれる役者って、ダウニー以外、そうはいません。
あんまり面白かったので、帰り道、思わずAC/DCのサントラ買っちゃいましたよ。

『セックス・アンド・ザ・シティ2』マイケル・パトリック・キング

男の子たちが馬鹿な男の夢想描いた映画で快哉上げるように、女の子たちが馬鹿な女の夢想描いた映画で快哉上げて、何か問題などあろう筈がありません。
ええ。
ただ、馬鹿な夢想はやっぱ馬鹿な夢想だよなあ、と。
あと、すっごいキャラに寄っかかった作りになっていて、これはたぶんテレビのものなんだろうな。
こっから下、一日でホラー3連チャン見たうちの、これが一本目(笑)。
サラ=ジェシカ・パーカーの語りがいっちゃんホラーでした。

『エルム街の悪夢』サミュエル・ベイヤー

リメイク。
オリジナルの名シーンは全て再現されてます。
ただ、ウェス・クレイヴン演出でないことと、フレディの性格付けが薄められている感じがあって、これはでも、よりストレートなショッカーにしようというプロデューサーの意図だったのかも知れません。
ナンシー役の女の子がすごくかわいい。
それと、男の子がジョイ・ディヴィジョンのTシャツ着てました。

survival-of-the-dead-5『サバイバル・オブ・ザ・デッド』ジョージ・A・ロメロ

これがまた、むっちゃくちゃ面白い!
『アイアンマン2』がチャンバラ映画なら、こちらはもちろん西部劇です。
しかも、ものすごく正統派。
本格派。
クラシック。
小さな島で対立し合っている二つの家族の間に流れ者がやってくるって設定を再利用しながら、それを圧倒的に素晴らしい現代の活劇に仕立て上げてます。
馬に乗った女性のゾンビが走り抜けていく場面とか、忘れがたいイメージが数多くあるし。
ラストなんて、あれ、ベルトルッチの『1900年』みたいなものじゃん!
こういう大きな構えで詩的な雰囲気漂わせた作品撮らせると、ロメロは本当に素晴らしい。
風格あります。
必見!

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