シネクラブ100721

tout_est_pardonne今週末7月24日(土)は、横浜日仏学院シネクラブ。
今回は、『あの夏の子供たち』が日本でも公開されたばかりのミア・ハンセン=ラブ監督作品『すべてが許される』を上映します。

ミア・ハンセン=ラブは18歳の時にオリヴィエ・アサイヤスによって見出され、『8月の終わり、9月の初め』で女優としてデビュー。その後もアサイヤスと公私に渡る関係を築きながら、「カイエ・デュ・シネマ」にも映画批評を寄稿します。そして、この作品で劇場用長編作品をはじめて監督しました。

『すべてが許される』は、『あの夏の子供たち』と同様、危うい不均衡を内部に抱えた家族の物語であり、自然主義的で親密さを感じさせるスタイルでその姿を丁寧に捉えた、とても美しい作品になっています。

と言うか、みなさん、ダメ男好きですよね?(笑)
頭よくて教養あって才能もあるのに、どうしても社会生活に適合できなくて自ら負け犬を名乗っているような男性と、そういうダメ男に惹かれてどうしても離れられない女性。
そして、そうした両親を見守る娘。
『すべてが許される』は、こういう家族の姿を描いた作品です。

いやあ、他人事じゃないですよね?(笑)
心の一番柔らかい部分を激しく突かれてしまう人もたくさんいるはずです。
『あの夏の子供たち』以上に、「わたしたちの等身大の姿」をきわめてエモーショナルに描いた作品になっています。
なんか、居ても立ってもいられない気分にさせられるはず!

上映後は、わたしの方でいつものようにトークを担当させていただきます。
今回もまた、DVDによる参考上映付き。
どうぞ、よろしくお願いします。

詳細は、以下のサイトもチェックしてください。
http://www.institut.jp/ja/evenements/10018

20010年07月24日(土) 18時00分-21時00分
会員 : 600円
一般 : 1,200円
芸大生:無料
場所 : 東京藝術大学(横浜・馬車道校舎)大視聴覚室
お問い合わせ:横浜日仏学院(045-201-1514)

『すべてが許される』Tout est pardonne
(フランス=オーストリア/2006年/105分/DVD/カラー/英語字幕付き)
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ
出演:ポール・ブラン、マリー=クリスティーヌ・フリードリッヒ、ヴィクトワール・ルソー、コンスタンス・ルソー

ヴィクトールは妻のアネットと娘のパメラと暮らしている。仕事をせず、夜も出歩くなど、乱れた生活習慣がなおらない。そんな彼をみかねて、アネットはパメラを連れて出て行ってしまう。
それから11年後。パメラは17歳になり、パリで暮らしていた。ある日彼女は自分の父親が同じ街で暮らしていることを知る…。
『あの夏の子供たち』が今年日本でも公開されたミア・ハンセン=ラブ監督の処女長編作品。カンヌ国際映画祭でルイ・デリュック賞受賞。

上映後、大寺眞輔による講演あり。

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.

コメントをどうぞ

XHTML: You can use these tags: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>