カイエ週間日記2

cahiers101010『娘よ、どうか踊りに行かないで』大傑作!素晴らしい!「美しい女性」に捧げられたオマージュ。ただし、男性による一方的なロマンの押しつけでなければ、その単純な裏返しでもない。きわめて辛らつな批判を含んだ、リアルなリアルな、その美しさとプライドへの賛歌。

リアルで、リアルで、しかし同時にとってもファンタジック!だって、大まじめに悪魔が出てくるんですよ!アメリカにおけるシャマランとフランスにおけるオノレの問題を比較して考察すべき。と言うか、その前に圧倒的に魅力的なんですが。

徹底的な批判(キアラ・マストロヤンニが自分の家族とかアパートでボロボロな目にあったりして、大笑い。あ、いや、かわいそう(笑))が同時にその最高の賛歌でもあるって、この文化度の高さたるや!

悩み多き全ての女性と、美しい女性を愛する全ての男性必見の作品!って、要するに誰もが見なければいけない映画ってことですね。

いやあ、しかし、それにしてもこの「美しい女性」の描き方は素晴らしい。演出の繊細さと大胆さ、フランスの伝統とそこからの逸脱が見事に調和してる。伝統ある国はこういう時強いよね。日本だと、自分で作って更に壊さないといけないもんな。

幕間。入り口でnobodyの高木君と雑談してたら、荻野君と久々の再会。あれこれ近況など。あ、そうそう。高木くん。心ない発言してすいませんでした(笑)。ついつい口が滑って思いもしないこと発言しがちな自分の性格を反省してます。

2本目。『ハデウェイヒ』。イメージの話であるはずなのに、このイメージに対する鈍感さと戦略の欠如ぶりはどうしたことだろう、という部分に引っかかって、まったく乗れず。

『娘よ、どうか踊りに行かないで』は、オノレ自身の前作『美しいひと』と対になった作品なので、是非一緒に見ることをお勧めします。ま、でも、『美しいひと』なら日本でも撮れる人いるかも知れませんが、『娘よ』はなあ…。

ま、『ハデウェイヒ』に対しては、その前に見たオノレが素晴らしすぎたため、必要以上に欠点が目に付いた、ということはあると思います。フェアな意見じゃないです。それだけオノレ良かった、ってことですが。

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