お知らせとTIFF2010.10.29

来週末の11月6日(土)18時より、横浜日仏学院シネクラブを開催します。
今回は、フランソワ・トリュフォー監督の傑作『隣の女』を上映。
日本語字幕付き35ミリプリントです。
また、来週辺り改めて告知しますが、どうぞよろしくお願いします。
http://www.institut.jp/ja/evenements/10234

それと、前回の内容を中心に、当シネクラブの活動内容が新聞で紹介されます。
明後日の10月31日(日)、サンケイ新聞全国版の文化面。
こちらも、どうぞよろしくお願いします。

来月5日ごろ刊行予定の「キネマ旬報」では、『ナイト&デイ』について書きました。
こちらも、面白い文章になっているのではないかと思います。
よろしく。

さて、映画祭日記の続きです。

個人的に、今日が東京国際映画祭最終日でした。
はじめ低調に始まった映画祭でしたが、途中ずっと好調で風邪はひいたものの楽しいシネフィル生活を満喫していたところ、最終日は再び元の低調さに。
まあ、人生そんなものです。

TIFF11:『聖トニの誘惑』ヴェイコ・オウンプー
権力と金持ち風刺のオフビート・コメディかと思ってたら、ホラーになったり社会派になったり前衛劇になったり『ツインピークス』になったりいわゆるシュールになったり、色々ありますけど、全体として凡庸。
一つ一つの作りが甘くて冴えたところがない。
ドニ・ラヴァンが出てるとか、まあそれくらいでしょうか。

TIFF12:『隠れた瞳』ディエゴ・レルマン
良質な映画ではあると思う。
ただ、例えばトリュフォーが決して「良質の映画」を撮るだけの作家でなかったのは、描写においてカメラが果たす役割が決してニュートラルなものではないという明確な意識を彼が持っていたからとも言えるでしょう。
カメラは、様々な記憶や対象(役者、フィクション、出来事の再現)との距離感、諸々のコードとの関わりを意識しながらそこに置かれるしかない。
こうした意識において、トリュフォーはいわゆる旧来の「良質の映画」とは明確に区別されるし、同時にディエゴ・レルマンはトリュフォー(とそれ以降の映画の問題)の側には属していないと言うこともできるのです。

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