横浜日仏学院シネクラブ101106

la_femme_da_cote「恋愛映画の巨匠」として、古典的で美しい作品を流麗な筆致で描いたと考えられることの多いフランソワ・トリュフォーですが、実際のところ、その作品には様々な映画的アイディアが恐るべき密度で詰め込まれており、一旦物語という錨を失えば、今にも四方八方に飛び散って行きかねない程なのです。

こうしたトリュフォー作品に蓄え込まれた「歪なまでの映画の力」を発見し、それを現代映画の水脈を生み出す源泉として活用しているのがアルノー・デプレシャンだと言って良いでしょう。

今回のシネクラブでは、このような観点から、あらためてトリュフォー作品にアプローチし、現代映画へとダイレクトにつながる力をその中に見つけ出そうと考えています。

すなわち、デプレシャンの眼でトリュフォーを見ること。

ここには、まだまだ十分には解き明かされていない大いなる映画の秘密と可能性が眠っているのです。

今週末、6日の土曜日。
フランソワ・トリュフォー監督作品『隣の女』を上映。
日本語字幕付き35ミリプリントです。
上映後には、私がトークの方を担当させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いします。

詳細は、以下のサイトもチェックしてください。
http://www.institut.jp/ja/evenements/10234

2010年11月06日(土) 18時00分-21時00分
会員 : 600円
一般 : 1,200円
芸大生:無料
場所 : 東京藝術大学(横浜・馬車道校舎)大視聴覚室
お問い合わせ:横浜日仏学院(045-201-1514)

『隣の女』 La Femme d’à côté
(フランス/1981年/106分/35ミリ/カラー/日本語字幕付き)
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ファニー・アルダン、ジェラール・ドパルデュー、アンリ・ガルサン、ほか

ベルナールは、妊娠中の妻のアルレットと6歳の息子トマと一緒に幸せに暮らしていた。そんなある日、隣の家にボシャール夫婦が越してくる。ボシャール氏の妻は偶然にも、ベルナールが7年前に激しい恋愛の末に別れたかつての恋人マチルドだった…。

上映後、映画評論家・大寺眞輔による講演あり。

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