「Bored to Death」1stシーズン

wallpaper-bored-to-death-season-2-1600ジェイソン・シュワルツマン主演のテレビシリーズ『Bored to Death』見てました。ニューヨーク在住のシニカルで自虐的な小説家志望のユダヤ人、って要するにウディ・アレンみたいなのが主役のへなちょこ探偵ドラマ。彼女にふられて傷心の彼がチャンドラー読んで探偵を目指す。

と言っても、そんなに簡単に日常から離脱できる訳はなくて、事件はどんどんグズグズになり、男同士で傷をなめあったり人生相談したり、まったく訳の分からないへなちょこな展開になるのが楽しい。今はシーズン2もやってるみたい。

もうシーズン3に入るのか!?で、予告編見たらメチャクチャ面白そう。1シーズンDVD早く見ちゃおう。ジェイソン・シュワルツマン最高!
http://www.hbo.com/bored-to-death/index.html

出てくるキャストがちょい役に至るまでみんな微妙な顔立ちで、ああいう人見つけてくるの上手いよなあ。

「Bored to Death」予告編。
http://www.youtube.com/watch?v=j6nNRufm0yA

Bored to Death、第3話まで来ましたが、いやあ、いよいよ面白くなってきました。ニューヨークのスノッブギャグ満載で、この回なんてジム・ジャームッシュまで登場!女性から見向きもされないシュワルツマンがパーティでジャームッシュと話した途端、周りの女性からモテモテに(笑)

シュワルツマンの小説を気に入ったというジャームッシュにスクリプトの直しを頼まれるんですが、色々あって、次に会いに行くと、ああ、あれはチャーリー・カウフマンがやってくれることになったんだ。また次の映画で頼むよ。コンスタントに映画撮ってるからさ。4年に1回くらいね。だって!

こういうインテリの自意識とスノビズムと自虐が満載の作品って、ヨーロッパにもあるしニューヨークにもあるんだけど、日本はあんまないよね。面白いんだけどなあ。

シュワルツマンの連れがまた売れないコミックアーティストで、「強大なロボット」って胸に書かれたTシャツ着たケヴィン・スミスの映画に出てきそうな人。いまんとこ、ケヴィン・スミスより面白いし。

ああ、それで、そのパーティで急にモテた女の子の家にシュワルツマンが行ったら、21歳って言ってた彼女が実は16歳だって分かって慌てて逃げるんだけど、そのこと友人に話したら、ポランスキーよりセーフだ、って言われたりする(笑)。

wallpaper-a-little-failure-is-good-for-you-800アーティスト様と話したってだけで急に若い女の子にモテだしちゃうような世界なんか生きてたくないよなあ(笑)。

シーズン1エピソード5まで来ました。面白い!シュワルツマンのもう一人の友人に同じユダヤ人の雑誌オーナーがいるんですが、すっごいマッチョなちょい悪セレブで、ところが雑誌の売り上げが落ちてることに責任を感じ、女性受けを狙ってゲイになろうとする。

こういうネタになると、日本の場合、すぐに偏見が出ちゃうか腫れ物に触るような描き方になるものなのですが、全然そんなんじゃない。洗練されてて、スマートで、しかも笑える。ローレンス・オリヴィエとダニー・ケイがゲイカップルだった話とか普通に会話で出てくるし(笑)。

雑誌オーナーが試しにエスコート男性をググって呼ぶのですが、すごく教養もユーモアもある黒人ゲイが来て、ヘルツォークのミューズ、クラウス・キンスキーを知ってるか?彼が言うにはファックするのもファックされるのも同じだってことだ、雑誌売りたきゃキンスキーになれ!って言う(笑)。

で、その教養に感心したオーナーに向かって、君はまるでマッチョなサミュエル・ベケットだよ、って言いながらベッドインって流れ。大笑いでした。

1stシーズン全部見ました。最後は、シュワルツマンの友人が自らの雑誌エディトリアルで舌禍事件を引き起こし、ライバルであるGQの編集者とボクシングで決闘するという流れ。エディトリアルは架空ですが、GQはもちろん実在の雑誌。すごいなあ。

相変わらずスノッブギャグ満載で、ウディ・ハレルソンも愛用してるマリファナ吸引器を試すだとか、窓のそばでノスフェラトゥごっこしながらセックスしようとか、そんなのばっか(笑)。自虐ネタも満載なんだけど、基本根アカで友達思いでシニカルだけど心優しい連中なので全然嫌みないです。

「Bored to Death」はHBOで放映されている連続テレビドラマで、これ見ようと思ったのは、もちろん主演のジェイソン・シュワルツマンが好きだってのが大きいですが、それと共にシリーズ全体のクリエイターであるジョナサン・エイムスに興味あったから。

ジョナサン・エイムスは小説家でコラムニストでグラフィックノベルも手がける人ですが、彼の小説を映画化した『エクストラ・マン』も話題になりました。「Bored to Death」のシュワルツマン演じる主人公の名前もそのままジョナサン・エイムスで、かなり自己投影されてる感じ。

すっごい面白いんだけど、きっと日本じゃ放映されないだろうな。基本的教養の高さを問われるし。こういうの日本じゃまず無理。正直、これ見て笑える人とだけ付き合いたい気もしますが(笑)。レズビアンカップルに精子提供したら、別のカップルに転売されてたって話とか、メチャ面白かった。

さすがNYと言うべきか、オーガニックとかヘルシーとか精神分析関連の話題が豊富に出てくるんですが、その扱いがメチャクチャで笑える。日本じゃ普通に抗議来るレベル。コロンセラピーのドクターに、君の宝を根こそぎ見つけ出してあげる!とか、笑った。

捜査に行った家の冷蔵庫からペットボトル見つけて、あれ、昆布茶じゃん!すっげー高いよこれ、飲んじゃえ!って場面あるんですが、向こうで昆布茶って、確か紅茶キノコのことでしたよね?

生協に勤めるお姉さんに賄賂渡して情報得ようとしたら、私を誰だと思ってるんですか!って怒られるんだけど、Tシャツに葉っぱの絵が描かれていて、次の場面ではみんなでマリファナ吸って必要な情報だだ漏れになっちゃう、という(笑)。まあ、日本のテレビじゃできないでしょうね。

110923

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