OUYAとプラットフォーム作りの話

この10年くらいの間に登場したゲームクリエイターでゲームデザイン的な意味で最も評価されてるのはPortalのキム・スウィフトじゃないかと思いますが、久しぶりに動画で見たらロングの黒髪になってて以前よりM田敦子度が上がってた。
http://www.youtube.com/watch?v=pXx69Ne26zQ

で、OUYAで開発されてるこのSoul Fjord(ソウル・フョード)というゲームですが、Soul Foodとフィヨルドをかけてるのかな?カタカナだとこういうセンスが見えなくなっちゃいますね。相変わらず面白そう。

OUYAってのは、まだ日本で殆ど知られてないと思いますが、クラウドファンディングで資金調達したAndroidベースのゲーミングプラットフォームで、PS4とかとは対極的に安価でアクセスしやすくゲームデザイナーのエッジの効いたデザインを受け入れやすいマシンを目指してます。

ゲームも映画と同じで、ハイリスクハイリターンな娯楽産業になってしまい、かつてはあったクリエイターの自由な発想とか奇抜なゲームデザインを受け入れる余裕が全くなくなってきたことへのカウンターとして、クラウドファンディングでこういうプラットフォームを作ろうという動きが出てきた訳で、これはとっても面白い発想だと思うし、キム・スウィフトとかティム・シェーファーとか、まさにそういう尖ったセンスのある開発者が集まってきていて、頑張って欲しいなあと思ってます。

OUYAの公式サイトはこちら。本体は99ドル。ゲームは全てF2P(ソフト自体は無料でオプションなどで有料になるモデル)か少なくとも最初の部分は無料でプレイできるものにすると告知されています。
http://www.ouya.tv/

で、映画も最近ではクラウドファンディングを使う動きが出てきましたけど、個別の作品ではなくプラットフォームを自分たちで作ろうという発想が良いと思うんですね。まあ、私もクラウドファンディングやって、そこまで十分な成果は得られませんでしたけど、でも一応そういう方向は目指したつもり。

単体の作品を送り出すために、というのではなく、自分たちはこれまで映画/ゲームのこういう部分を愛してきた。グローバル経済の中でそうしたものが失われつつあることに耐えられない。だから、次の10年のために今こそ新しいプラットフォームを自分たち自身で作ろう、という発想ですね。

ゲームなら、こうしてマシン作るとか、あるいはSteamみたいな流通媒体を作っちゃうとか、そういうところですね。映画だと、じゃあ、どうすれば良いか。私の場合、まずは土台としてのスモールパッケージなDotDashという仕組みと名前を作って、次はこれをどのような流通媒体ないしはメディアという形につなげて行くか、というところになるわけですが、これはなかなかハードルが高い。今のところ、最初の形をしばらく反復しつつ、同時に様々な連携を探る中で可能性を模索していきたいなと思ってます。理想の形は見えてるんですけどね。

理想はあっても、それをどうやって現実化するかってことの方が大切だから。その目処が見えてきたあたりで、このあたりについては具体的に書こうと思ってます。まあ、書くって言っても、今の映画メディアはこういう話に全く関心がないので、そこがまた問題だったりしますけどね。

あと、OUYAの良いところは高価な開発機材を買わなくて良いオープンなプラットフォームだってことです。ユーザーも開発者も囲い込もうとする既存ゲーム機とはそこも大きく違う。なにせ、Androidで動きさえするゲームなら全てOUYAで動作するらしいから。

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