映画日記081104

悲夢映画祭(残り物)日記×2

フェルナンド・エインビッケなる監督のメキシコ映画『レイク・タホ』。
いまどき、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』のスタイル真似っ子はないだろうよ、と。

オマー・シャガウィーなる監督のデンマーク映画『ジャミル』。
シーア派とスンニ派の対立を基軸にしたイスラム特有の文化的事情を背景にしていることだけがオリジナルな、あとはごく普通のヨーロッパ製ギャング映画。
日本に入ってこないフランス映画の6割がこういうので、3割がルイ・ドフュネスだと思っておくと、間違いは間違いなんですけど、でも、ま、いいんじゃないの?(笑)

試写日記×4

ベント・ハーメル監督による『ホルテンさんのはじめての冒険』。
北欧の映画というと、誰もがすぐさま連想するであろう、のんびりゆったりオフビートなほのぼのコメディ。
そのまんまです。

キム・ギドク監督の最新作『悲夢』。
これは素晴らしい。
傑作です!
オダギリジョーが主演で、日本語しゃべってて、彼以外の韓国人キャストが全員韓国語でしゃべっていて、それが通訳も介さず普通に通じ合っているという仕掛けなんですけど、いや、映画なんだからこれで良いんです。
ハリウッドなんて、世界中どこの国に行っても英語しゃべらせちゃうじゃん。
キム・ギドクって、トリッキーなことやってこちらの意識をその部分に集中させておいて、その仕掛けに観客の意識が慣らされてきた頃には、いつの間にか別の角度からガードの下がりきった私たちの心にそっと忍び込み、気がつけばメロメロにされてしまっている、って、たぶんそういう手法を使っている気がしますね。
もう、メロメロですよ。
メロメロ。
泣きました。
映画の主人公は、意味不明にストイックなヤツに限ります。
語りのうまさと饒舌さは相変わらずですけど、『うつせみ』あたりからかな、なんだか画面の説得力もずいぶん上がってきたように感じます。
今回のラストショットなんてね…。
ああ、ダメ。
泣く(笑)。
おまえは、なんでまたそんなにオレを泣かせたいのか、と。
あと、画像として添付したこの作品のポスター、メチャクチャ格好良いな。
韓流バザールとかで買える?
欲しいっす。

アレックス・コックス監督、久々の新作『サーチャーズ 2.0』。
『捜索者』のリメイクでも続編でもなく、映画オタクなおっさんたちが復讐を胸にモニュメントバレーを目指すという、オフビートなコメディ&ロードムービー。
いかにもアレックス・コックスという題材ですし、想定内と言えばそうだけど、出来もまあまあ悪くない。
唯一の女性キャストである娘が、なかなか良い味出してます。
もっとコンスタントに撮ってもらいたいものですな。

スティーヴン・キング原作、ミカエル・ハフストローム監督による『1408号室』。
ジョン・キューザック主演で、彼の一人芝居がメイン。
サミュエル・L・ジャクソン共演、だけどあんまり出てこない。
音楽をガブリエル・ヤレドが担当。
まあ、話の作りとしても出来映えとしても、標準的なキング作品だと言って良いでしょう。
カーペンターズの「愛のプレリュード」が、いかにもキング的な趣向で使われています。

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