試写日記081218

benjamin buttonchangeling
試写日記×7

ロン・ハワード・プレゼンツの『ザ・ムーン』。
監督は、デイヴィッド・シントンって人。
テレビのサイエンスドキュメンタリーなんかを撮ってたらしい。
これも、まあ、そんな感じ。
あ、ナサナサしてるからアメリカだと思ってましたが、イギリス映画なのか。

ブリタニー・マーフィーが日本に来て西田敏行のもとでラーメン修行をする『ラーメンガール』。
以上の説明で十分かと(笑)。

レニー・ハーリンが監督した『ザ・クリーナー 消された殺人』。
死体発見現場の清掃人が主人公って発想は面白いと思う。
が、それを謎解きに結びつける部分にやや強引さが。
サミュエル・L・ジャクソンとエド・ハリスが共演。
エド・ハリスは相変わらず渋くて好き。
ティーンエージャーの女の子が、何故かテレビで『ヒズ・ガール・フライデー』とかばっか見てたり。
でも、レニー・ハーリンなので、やっぱりそんな感じの演出になってます。

森下裕美の原作を光石富士朗が監督した『大阪ハムレット』。
松坂慶子と岸部一徳が出演。
大阪人情もの。
ベタで良い部分とベタでベタな部分が。
音響の処理の仕方に激しい違和感を感じました。

デビッド・フィンチャーの最新作『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。
だから、こういうのに弱いんですって、わたし。
泣きました。
上映終了後、試写室のトイレからしばらく出てくることができませんでした。
目、真っ赤に泣き腫らしちゃったもので(笑)。
ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントンなどが出演。
ケイト・ブランシェットとティルダ・スウィントンって、微妙に似てるんじゃないかとかねがね思っていたんですが、こういう共演の仕方で良いんでしょうか。
まあ、狙いかな。
F・スコット・フィッツジェラルドの短編が原作。
第一次世界大戦からニューオリンズの大洪水にまで至る、ベンジャミン・バトンという不思議な男の、と言うよりも、アメリカという不思議な国の数奇な物語。
わたしたちは、なぜ物語を語り、物語を必要とし、物語の中を生きるのかについて語った物語。
ティム・バートンが『ビッグ・フィッシュ』を撮り、ポール・トーマス・アンダーソンが『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を撮ったのと同じラインで見られるべき作品だと思います。
『ゾディアック』に続いて、デビッド・フィンチャー、絶好調ではないでしょうか。
素晴らしいです。
必見!

ロバート・ワイズの『地球の静止する日』をリメイクした『地球が静止する日』。
はい。

クリント・イーストウッドの最新作『チェンジリング』。
実話ベースですが、告発の姿勢ではなく、ありのままの世界を悲しげな瞳でただ見つめ続けているかのような演出ぶりが印象に残ります。
『ダーティーハリー』の要素も、それに対する『ゾディアック』の要素も感じさせながら、それらの先に佇むイーストウッドの穏やかな怒りと哀しみに触れることのできる映画。
市街電車の窓越しに男の子が走っている姿を見るだけでも涙があふれてくる。
巨匠の作品とは、こういうもののことです。
こういう映画を同時代に見ることができて、本当に幸せだと思います。
傑作!

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