2009年春学期のシネクラブ

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何件かメールなどで問い合わせをいただいてますが、横浜日仏学院シネクラブ、春のスケジュールをここでもそろそろ告知しておこうと思います。

まず、2月と3月に関しては、入試の関係で東京藝大馬車道校舎を会場としてお借りすることができず、そのためにお休みとなりました。

次学期は、4月・5月・6月の3回です。
特集タイトルは、「ジャン=ピエール・レオーの冒険」。
俳優ジャン=ピエール・レオーが主演をつとめた3本の作品を上映します。
特集解説として、次のような文章を書きました。

フランソワ・トリュフォーの分身アントワーヌ・ドワネルを演じることで世に出たジャン=ピエール・レオーは、同時に、『男性・女性』や『中国女』などの作品によって「もっともゴダール的な俳優」とも呼ばれることになった。その後も、ユスターシュ、ガレル、ヴァルダ、アサイヤス、リュック・ムレらの作品に出続けたレオーは、ヌーヴェル・ヴァーグを代表する顔となると共に、スコリモフスキー、パゾリーニ、ベルトルッチ、カウリスマキらの作品を通じて、国際的な舞台へとその冒険を拡大した。トリュフォーの死後、公私ともに危機に見舞われたレオーだが、その存在は、現在でも世界の映画作家たちにインスピレーションを与え続けている。

上映作品は、次の通りです。

4月18日(土)18時 シネクラブ50回記念作品
『ビリー・ザ・キッドの冒険』Une aventure de Billy le Kid, 1971
 監督:リュック・ムレ、編集:ジャン・ユスターシュ
5月16日(土)18時
『男性・女性』Masculin feminin: 15 faits precis, 1966
 監督:ジャン=リュック・ゴダール
6月13日(土)18時
『コントラクト・キラー』I Hired a Contract Killer, 1990
 監督:アキ・カウリスマキ

『ビリー・ザ・キッドの冒険』は、ジャン=ピエール・レオー主演のウェスタンです!
もう、それだけで血が騒ぐじゃないですか!!
イタリア製西部劇ならぬフランス製ウェスタン。
レフ・クレショフが撮った『ボリシェヴィキの国におけるウェスト氏の異常な冒険』なんかも思い出します。
実際、サイレントのような作品だし。
アヴァンギャルドです。
日本では知名度低いですが、ヌーヴェル・ヴァーグの中で重要な役割を演じた監督の一人であるリュック・ムレが演出し、ジャン・ユスターシュが編集を担当。
ちなみに、1月はシネクラブ5周年記念でしたが、この4月はシネクラブ50回記念となります。
当シネクラブの大きな節目を記念するにふさわしい作品。
必見!

『男性・女性』は、言うまでもなくジャン=リュック・ゴダールの傑作の一本ですね。
若者風俗をカメラで切り取るゴダールの手さばきが鮮やかです。
今回は、日本語字幕付き35ミリフィルムによる上映となりますので、この機会に是非ご覧下さい。

『コントラクト・キラー』は、お馴染みフィンランド出身の世界的な巨匠アキ・カウリスマキが、レオーを主演に迎えて1990年に撮った作品。
皮肉でユーモラスで悲しくて、と、まさにレオーにぴったりの題材。
傑作です。
この作品もまた、日本語字幕付き35ミリフィルムによる上映となります。

どうぞ、よろしくお願いします。

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