試写日記その他090422

the-visitor冨永昌敬とのトークイベント@早稲田も無事終了しました。
ほとんど冨永君にお任せで今日はラク~とか思ってましたが(笑)、結局、ほぼ話を仕切っちゃったかも。
学生の前で話すには、冨永君はやや特殊すぎるところがあるんだよなあ。
正直、本人がまだまだ学生の延長だったりするし(笑)。
その特殊さを踏まえた上で、さらに全力で自分の道を突っ走っていくなら、それはそれで天晴れで良いんだけど、ここんとこ、やや苦労の仕方を間違えているところがあるような気がしてなりません。
それを苦労って言っちゃいけないってのもあるし。
これは、最新作『パンドラの匣』に対する遠回しの批判。
一方、『シャーリーの転落人生』は従来通りの冨永作品として、とてもとても素晴らしい映画だと思います。

授業終了後、ジムに行ってエアロバイクとボクシング。
実は、4月の頭くらいに軽く肉離れやっちゃいました。
なので、ランニングをずっと控えているのです。
その一方、最近では近場のジムばかりではなく、外出ついでに遠くのジムに寄ってみたりすることも増えています。
あれですね。
新宿とか池袋とかだと、背中に龍しょってる人とか普通にいるんですね。
若い人が多くて、活気があるのは楽しいです。

背中に龍と言えば、うちの近所にあるトンカツ屋さん、とっても美味しいし、店員さんも丁寧で好感もてるんですが、なぜだか客層が特定の方向にドンドン偏りつつあって、と言うのは、イグザイルな兄貴が舎弟を数人連れてきて店中に響く大声で自慢話&よいしょ大会とか、地元の青年団が集団で集まって対立する勢力への愚痴や批判で大いに盛り上がったりとか、そういう光景が連夜のように派手に繰り広げられていて、喧嘩はじめて殴り合って警察沙汰とかいうのもあったし、あれ、普通に家族客が行けない店になりつつあるんですよね~。
わたしでさえ、やや足が遠のく。
店やるってのは、なかなか難しいものです。

試写日記×8
覚えてる映画だけ、しかも一言ずつですが。

オキサイド&ダニー・パンの『バンコック・デンジャラス』。
まあまあ。

佐藤祐市の『守護天使』。
パターンができている感じ。
ですが、そのパターンがわたしとしては好きになれない。

トム・ティクヴァの『ザ・バンク 堕ちた巨像』。
『デーモン・ラヴァー』マイナス世界の現在を映画で捉えちゃおうとする野心。
ムチャクチャな野心がない分、良くまとまっていて面白いですけど…。

トニー・ギルロイの『デュプリシティ』。
『Mr.&Mrs. スミス』プラス世界の現在を映画で捉えちゃおうとするそこそこの野心、かける演出のもっちゃり感。
60~70年代のアメリカ映画が大好きって感じはかなり共感できるんですけど、どっかまだ野暮ったいかなあ。
惜しい。

オリバー・ストーンの『ブッシュ』。
このタイミングでこの作品をリリースするってあたりですでに息切れしちゃった感じが、作品的にはやや残念。
でも、こういうのはもっとやっていい。

西原理恵子原作、大岡俊彦監督による『いけちゃんとぼく』。
CGの使い方全般に激しく違和感。

アンドレア・モライヨーリの『湖のほとりで』。
ナンニ・モレッティの助監督やってた人らしくて、一瞬そんな気もしますが、ふつう。
イタリア映画特有の違和感バリバリな音楽が、ああ、イタリアだなあ、と。
役所広司さん主演で日本でリメイクしたら、きっと当たります。

トム・マッカーシーの『扉をたたく人』。
これは良いです。
とっても良い作品。
本当に良心的な作品で、やや良心的すぎる嫌いもありつつ、でも、複雑で微細な感情の揺れ動きを一瞬でまるごとこちらに理解させてしまうあたり、やっぱ映画というもののすごいところだよなあとしみじみ思いました。
孤独で、知性派で、プライド高くて、頑固で、愛想悪くて、寡黙で、陰鬱で、でもその背後には豊かな感受性が隠されている初老の男性とか、まあ、現在の日本映画で見かけることはないですね。
それを描ける人がいない。
リチャード・ジェンキンス、メチャクチャうまいです。

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