バルサ愛

さっきCSでバルサTV見てたら、ちょうどマシア時代のイニエスタが話題になっていたのですが、寮入るのに両親と別れることになった子供時代の彼が毎晩のように寂しくて泣き暮らしていたとか、スカウトの人が親代わりになって食事に招いたり週末ごと映画を観に連れて行ってあげていたとか、そういう微笑ましいエピソードの数々があらためて披露されていて、ああ、やっぱこういうのがバルサなんだよなあ、と。

チャンピオンズ決勝で大活躍して(と言っても、怪我あけで、彼のベストでは全くなかったりもするわけですが)、一躍世界中にその名前をとどろかせることになった偉大なサッカー選手が、決してお金で他のクラブから強奪してきただけのチェスの駒ではなく、小さい頃からこのクラブの寮で生活して勉強して友達も作って、クラブのスタッフからまるで我が子のように愛され育てられてきた一人の子供でもあるというのが、バルサというチームの本質であり、理念であり、希望でもあり、アイデンティティであるわけです。

まだ幼かった頃のイニエスタのプレーを見ながら、当時バリバリのエースだったグァルディオラが、次代のホープと目されていたチャビをつかまえ、俺もおまえも、いつかこの子のせいでベンチに追いやられる日が来るかも知れないねって話したそうですが、そうしたエピソードの積み重ねの上にこそ、バルサのピッチ上でのあの華麗なプレーが築き上げられているわけですよ。

だから、バルサはたとえ試合に負けても理想と夢が残るし、人が残るし、理念のよりどころとなる場所が残るし、次代を担う子供たちもまだまだ次々と生まれてくるわけですが、ただ勝つためだけにプレーをしているようなチームは、負けるとその存在意味さえ全て奪われてしまう。

サッカーというものは、そして、同じことは映画にも言えると思うのですが、この世界の中で、まだまだ常識を遙かに超えたものすごいものが存在しうるのだということ、とてつもなく素晴らしい出来事が起こりうるものだということ、そして、自分もその一員になることができるのだということを、私たちに具体的な希望として与えてくれなくてはいけないのだと思います。

でないとするならば、サッカーとか映画とかいうものに、他に存在価値なんてないのではないでしょうか。
“My name is Harvey Milk and I’m here to recruit you”.といったようなことを、大勢の人の前で笑顔で話すことができる者こそが、サッカー選手であり、映画人であるべきだとわたしは思いますね。

あ、ピケも良かった。
彼は、もう良いのが当たり前になってるので、あらためて名前を挙げませんでしたけど、もちろん昨日も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれてました。
ピケは、盛り上げ役としても貴重だし。
セルジ・ブスケスもトゥーレ・ヤヤも良かった。

それと、買いましたよ。
チャンピオンズ制覇記念のバルサグッズ。
たくさん買った。

ただ、バルサのオンラインショップで買おうかと思って商品選んでチェックアウトしようとしたら、あなたの住所がある国には商品を送ることができません、とのエラーメッセージが。
どうやら、日本にできた(第三者の)バルサグッズ代理店を通して買いなさいってことらしいんですね。
3年前は問題なかったのに。

じゃあ、まあ仕方ないから代理店通して買おうかと思って見に行ってみたら、6月中旬から下旬にならないと商品が入荷せず予約もできない上に、何と言うか、値付けがちょっとあり得ないレベル。
向こうで買えば1200円くらいのTシャツが、代理店通して日本語で手続きできるってだけで、一気に4500円くらいまで上がっちゃう。

うわあ…。
こっれは、さすがに…

まあ、バルサというチームの魅力を日本で広めることに貢献してくれているのでしょうから、あまりあれこれ言うつもりはないですし、商売の邪魔もしようとは思いませんが、個人的に、これはやはり許容範囲ってものを超えてしまってます。
わたしも、バルサのサポーターとソシオ長くやってますから、公式ショップや代理店通さずにバルサグッズを買う方法なんて幾らでも知ってますよ。

Tシャツ数枚と、ポロシャツ、キャップ、決勝戦の公式プログラム、ペンケースその他をまとめ買いして、郵送料合わせて1万円程度でした。
これ、代理店通すと、たぶん3倍以上になるんだろうな。

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