ありがとうございました090706

7月4日のシネクラブにご来場下さった皆さん、ありがとうございました。

アラン・レネの『ミュリエル』を上映したあと、トークの方では、今回、作品のかなり細かい部分にまで言及するタイプの話にしてみました。
暖炉のこととか、山羊の話とか、階段を下りる男女の件とか、録音機の謎とか、警察官のこととか、ああいう感じでレネ作品のきわめて微細なディテールにまで徹底的にアプローチする批評って、これまでなかったのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか?

結構、疲れるんですけどね。
やってる方としては。
あれこれ神経症的に作品の細部を逐一取り上げ、それをいろんなベクトルの話へと結びつけつつ、最終的に大きな一つの作品像(ないしは、そうした作品像の否定としての作品像)をある程度結ぶべく話を構成する、という感じで、あれ、もちろん事前に準備もしてきていますけど、その場で思いついたり、結構大胆に話を変えたりしている部分もあったりするんですよ。
なので、今回もまた、終わったあとはヘロヘロになってしまいました。
帰りの電車では、一緒に座っていた友人から風邪を移されそうになるし(笑)。
頼むから、マスクしてきてくれ。

作品の分析的な話以外でも、あれこれ他作品に言及しようかと思って準備してきていたのですが、本編2時間だし、その時間的余裕は全くなかったですね。
残念。
と言うか、毎度ながら準備しすぎだよな>自分
サービス精神なのでしょうかね。
ついつい、あれもこれもと用意しすぎてしまいます。

シネクラブ、次回は、夏休みを一回はさんで9月5日(土)の18時から。
同じくアラン・レネの1983年作品『人生は小説』を上映します。
日本未公開作で、英語字幕ですけど、35ミリプリントによる上映です。
かなり貴重な機会になるはず。
是非、横浜日仏学院シネクラブにお越し下さい。
よろしくお願いします。

さて、明日は、また早稲田でトリュフォーの話をしなきゃ。
ここんとこ、険しい山が続くなあ。

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2 Comments »

 
  • 本田  より:

    大寺先生、こんばんは。
    先日の「ミュリエル」の講義にはしびれました。
    どこまで細かく分析されているのですか!!(笑)
    すごすぎです。
    あそこまで映画の細部を把握するまでにはどのくらいの回数
    映画をみて、どのくらいの時間思考されているのですか??

    それから、ご用意されていたDVDにはほかに何が入っていたのでしょうか?
    気になります。

  • admin より:

    ありがとうございま~す。
    え~、そうですね、細かいのは、半分くらいは性格だと思います(笑)。
    身も蓋もないですが。
    ストレスを溜めやすく、神経周りにトラブルを抱えやすいというトレードオフがもれなく付いてくるようです。
    用意していた他作品の映像については、またそのうちお見せする機会があれば、と。
    次回もまた、お時間あるようでしたら、是非ご来場下さい。

 

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