試写日記090725

scald久しぶりの試写日記です。
差し迫った必要がないと、あっという間に試写行かなくなってましたけど(だって、あの独特な空気がね…)、また、新作映画を紹介する仕事がそろそろ始まることになったので、ボチボチ試写通いを再開してます。

ま、仕事の件については、そのうちあらためて書くつもりですが…、あー、キーボード打ちにくい、イライラする…。

いや、と言うのはですね。
やけどしました。
指にダメージ。
包帯グルグル。
キーボード打つのつらい。
って、いや、比喩的な意味でのアレじゃないですよ、ヤケドとか火遊びとか、そういうことではなくてですね、ホントに火傷したんですよ。
ヤカン触って。

考え事してたんですね。
ちょっとあれこれ問題あって。
どうしたものかと悩みつつ、コーヒー入れようと思って火にかけたヤカンに手をかけて、ついでに「アメトーーク」に出ていた有吉の話に耳を傾けながら、気がついたら、ヤカンの取っ手から垂れた自分の左手の小指が熱せられたヤカンの壁面に思いっきりジュウゥゥゥって。

一瞬のことじゃないです。
たぶん、数秒間。
熱い、ヤバイ、肉体が危険に晒されているという信号は、間違いなく脳に届いていた筈なんですね。
でも、それよりも現在の悩み事の方が緊急の課題であるという判断が、どうやら私の脳のどこかの部分で下されてしまったみたいです。
メチャクチャ熱いのに、激しく痛いのに、我慢しちゃってたんですよ、わたし(笑)。
無意識に。

我慢できるのにも驚きですが、そんな動物として最も基本的な生存本能に関わる緊急事態さえ超越してしまう自分の思考の深さというか強度というか、要するに屈強なものの考えっぷりに我ながら驚きを禁じ得ないですね。
なんつか、ジェダイか、オレ?みたいな(笑)
いや、むしろ、生命として致命的な問題を抱えてしまってるのかも知れませんけどね(笑)。

包帯巻いた写真をアップしてみましたけど、好事家の熱烈なリクエストがあるようでしたら、パンパンに膨れあがった素敵な水疱写真をお見せする準備もありますよ。
ご自由にどうぞ。
ああ、「あ段」の多い文章、タイプするのがつらい。
左手小指なんて、ほとんど日常生活で使ってないような気がしてましたけど、いざ使えないとなると、これがなんとも、実に不便なものでした。

試写日記×5

『ナイトミュージアム2』
ははは。
…あ、製作がクリス・コロンバスなのか。
確かにそういう路線だし、むしろカラー強めてる感じかな。
そういうものだということで。

the_taking_of_pelham_1_2_3トニー・スコットの最新作『サブウェイ123』。
『サブウェイ・パニック』のリメイクですけど、オリジナル版は昔テレビの洋画劇場枠で何度も放送されてましたね。
わたしも、たぶん2、3回見てると思います。
ロバート・ショウが格好良かった。
今でも、地下鉄の線路見ると、彼の死に方思い出すくらいですよ。
(このネタ、見た人なら分かります。)
で、トニー・スコットによるリメイク版、これ、メチャクチャ面白いです。
彼の最高傑作の一本かも。
トニー・スコットが持つアクション映画監督としての十分な経験と力量と、独特な映像処理への好みとが、作品の主題と高度なレベルで見事に融合していて、これはまさに、彼のために用意された物語であるとしか思えないほど。
面白い!
そのうち、どこかでちゃんと書くつもりです。
必見!

松本人志の監督第2作『しんぼる』。
『CUBE』とか『2001年』とか『マトリックス』とか。
帰りのエレベーターで、板尾創路さんと隣り合わせになって興奮しました。
ところで、全く関係のない一般論を書きます。
たとえば、「これは映画としてはつまらない」という表現は、一つの作品に対する評論として実につまらない陳腐なものでしかありません。
しかし、そうした評論は、そもそも陳腐であり凡庸であるのが本性そのものであるわけなので、そのことを暴いたからといって、作品自らが勝利したことには決してならないのです。
作品が勝利するためには、この場合、相手の陳腐さと凡庸さを超えるだけの刺激と面白さと興奮、要するにポジティヴィティを自ら生み出し、そしてなおかつ、できることなら、それが表現として周囲に波及していくのを見届けなくてはいけない。
それができない場合、陳腐な作品を陳腐だという陳腐な相手を陳腐だと批判する陳腐な光景が繰り返されるばかりになるでしょう。
そういうのは、もう飽き飽きですよね。

スティーヴン・ソマーズの『G.I.ジョー』。
ウィリアム・ウェルマンのとは、ほぼ関係ありません。
アーニー・パイルの原作、ウィリアム・ウェルマンの映画、アクション・フィギュア、そして今回の映画という流れでは、一応関係あるとも言えますけど、いやまあ、関係ないな(笑)。
因みに、戦後10年間、GHQに接収された東京宝塚劇場がアーニー・パイル劇場と呼ばれてたのは有名な話です。
近未来ミリタリー版『X-MEN』という感じ。
スティーヴン・ソマーズって、『ハムナプトラ』シリーズとか『ザ・グリード』とか『ヴァン・ヘルシング』なんかで、なかなか抜け目ない活劇作りをやっていた印象があって、わりと好印象な監督さんだったんですけど、今回はなんだか、すっかりメカメカしい外見になっていて、ちょっと雰囲気違いましたね。
映像とかサウンド効果とかいっただけの話ではなくて、ストーリーの語り方、それ自体がすっかりメカメカしい。
シニシズム抜きの『スターシップ・トゥルーパーズ』をさらにメカメカさせた感じ。
メカメカ、メカメカ。
続編、絶対作るであろう終わり方でした。

death_at_a_funeralタイトルが絶対覚えられない『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』。
これ、タイトル覚えにくい上に、知った名前の俳優さんもほぼ出てこない、きわめて地味~な作品で、うっかりすると、いや、うっかりしないでも、ほとんどの観客に華麗にスルーされてしまうんじゃないかと思うんですが…。
面白いです!
とても良いです。
見ましょう!
ものすごい傑作というわけではありませんが、見ていて実に心地よく、あ~久しぶりにちゃんと映画見たな~という、きわめて充実した気分にさせてもらえます。
いや、だって、フランク・オズだもん。
この人、やっぱなかなかの監督さんですよ。
腕は確かだ。
分類としては、カーティス・ハンソンなんかと同系統の王政復古派と言えばいいでしょうかね(笑)、昔ながらの上品で慎ましやかなストーリーテリングを特徴とした、しっかりした映画作りを続けている人です。
リメイク版の『リトルショップ・オブ・ホラーズ』とか『ペテン師とサギ師』とか、当時ロードショウで見て、とっても面白かった記憶があります。
コメディなんですけど、いや、コメディであるからこそ、本当に上品で上品で上品な質の高い語り口の作品になっています。
いいなあ、こういう映画。
これまた必見です。
絶対見ましょう!

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1 Comment »

 
  • admin より:

    因みに、身近な映画批評家で、同世代より下の王政復古派というと、わたしは真っ先に荻野洋一氏を思い出しますけど、いかがなものでしょうか?(笑)
    もちろん、ストレートに褒めてます。
    ある意味、荻野君自身よりストレート。
    他で、草食系無頼派がnobody。
    って、他人事じゃないんですけどね(笑)。
    心当たりあるからなあ、自分自身。
    いつか通った道ですよ。
    胸が痛い、胸が痛い。
    心がズキズキしますぅ。
    さあ!
    では、今のわたしは何派なんでしょう?
    カモン、レッテル!!

 

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