雑記090927

「buku-TV」10月分の収録をしてきました。
http://www.c-buku.net/

今回は、ニック・カサヴェテスの『私の中のあなた』とイエジー・スコリモフスキーの『アンナと過ごした4日間』の話。
前回同様、「buku」編集長のぶくさんを交えてオヤジトークに花が咲きました。
なので、安定して面白いものになっているのではないかと。

因みに、『アンナと過ごした4日間』は、もちろん大傑作だと思ってますし、去年の東京国際映画祭の際に見て深く感動し、ここにもあれこれ書いたわけですし、番組でも大プッシュしてきたという事実を明確な前提として書きますけど、試写で配布されているこの作品のプレス、ですます調とだである調が混在してます。
あと、場違いなですます調は、むしろ上から目線の印象を読み手に与えるものです。

まあ、この世界がプロフェッショナルに機能していることを前提にものを話せるのであれば、わざわざこの作品のことを嫌いなわけではないよ、なんて断る必要もないんですけどね(笑)。
付け加えると、この部分でわたしが使っているですます調は、やや皮肉っぽい印象を相手に与えるものだと思われますけど、無論、それはわざとです。

それと、番組では、トーク相手の女子大生・巴山さんの「わたしはスイーツではない!」発言に引っかかる。
いや、彼女がスイーツだと言いたいわけではありません。
そうではなく、全ての若者は等しく無価値であるわけですから、その無価値な者が自分はこれこれではないなどと宣言したところで、それは自らに対して何の上積みにもならないのだと言っておきたいのです。

若者がなすべきこととは、その場における自分の有用性の証明です。
有用である者は、やがて、他人から価値を感じてもらえるようになります。
そのためには、多少の失敗には目をつぶってもらえることも、したがって、若者の特権となるでしょう。

しかしながら、そのためにはやはり、自分が無価値であることを出発点とし、そこから何を積み重ねていくことができるか具体的に試さない限り、いつまでたっても何の前進もないのです。
自分と自分の両親にとってだけ大切な自分自身を守っていたところで、あなたは見ず知らずの他人から価値を感じてもらえるような存在には決してなれない。
まあ、これはいまや、若者に対してだけ当てはまる言葉でもないのでしょうけどね。

あとね、え~っと、はい、これはやっぱ言っとかないと。

ついさっきまで、わたし、借りてきた「Dr.HOUSE」のDVD一気見してました(笑)。
影響受けてると言うより、もともと持ってる自分のオイタな部分が出ちゃってるんでしょうが。

あ~、いやいや、追加追加。
ちょっと若者を過大評価し過ぎてますね、このままじゃ。

もちろん、たとえば若さそのものとか、持って生まれた容姿の美しさとか、それ自体大きな財産ですよ。
時価だけどね。
その価値が目減りしない内に、できるだけ高く売り抜けようとする戦略というのは、それ自体、決して他人から批判されるべきものでもないでしょう。
どうぞどうぞ。

ただ、人生長いからね。
結婚も就職も決してゴールじゃないから。
自分の武器だと思っているものに依存して、気づいたら他に何のオプションもなかったとかなっちゃうと、それ、なかなか辛い状況になりそうですし。

一方、そのリスクを承知の上、うまいこと自分を売り抜けることができた人に対してまで、その生き方を貶めるつもりはいささかもありませんが。
それはそれで、立派なものですよ。

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