いろいろ091204

rozierバラエティ番組とかで食べ物を紹介するとき、箸で持ち上げてプルプル震わせるという演出がしばしば見られますけど、あれ見るたび、なんだかイラッとします。

もちろん、たとえばプリンとか餃子とか肉汁たっぷりなハンバーグとかラーメンとか、照明を反射して艶が出たり新鮮に見えたりするようなものであれば、そういう演出も十分納得できるのですけど、あれ、もはやそういう配慮を超えてますよね。
要するに、テレビカメラで食べ物を写すときには、何にも考えずADに箸で持ち上げさせて小刻みに震えさせればそれで良いと考えてるとしか思えない部分があって、その配慮のなさというか、対象への愛の欠落というか、傲慢さというか、鈍感ぶりになんだかイライラしてしまうわけです。

スイカ丸ごと一個手に持っての物撮りで、プルプルやってるのさえ見たことありますよ。
重いから、プルプルじゃなくてガクガクになってるし。
単に重くて手が震えているだけかと思ったら、そのあと続けて紹介された他の果物とかも、全部同じようにプルプル、ガクガクさせてたし。

あ、不器用なADさんのプルプルにもイライラが増しますよね。
もうちょっといい具合にプルプルさせろよ、と。
それはなんだか、要するに老化とかその類の症状にしか見えない、とか。

「buku」の原稿書きました。
12月18日(金)の発行になるみたい。
北乃きいちゃんの表紙だそうです。
ATOKは、北乃きいを一回で変換しやがるな。
そのくせ、「みふねとしろう」だと御船俊郎だ。
ああ、今なんか頭の中で自分の文章読んでる声が赤ひげになってる。
いかんいかん。

http://www.c-buku.net/

今回は、相変わらずハイペースで撮りまくるスティーブン・ソダーバーグの最新作『インフォーマント!』と、来年1月にユーロスペースで行われるジャック・ロジェ特集上映について書いてます。
ロジェについては、実はプレスとパンフレットに掲載される原稿も書かせていただいていて、そちらの方では正面玄関からの文章にしたこともあり、今回はどちらかというと、裏口とか勝手口からの文章にしてみました。

すごいですよ、ロジェ特集!
もっともヌーヴェル・ヴァーグ的作品として愛された『アデュー・フィリピーヌ』をはじめ、ジャック・ロジェの長編3本(『オルエットの方へ』『メーヌ・オセアン』)短編3本が一挙に上映されます。
こんな企画が今の日本で成立するとは!
絶対に必見!

それと、ロジェはもちろん圧倒的に素晴らしいし、絶対に見なくちゃ駄目だし、今回のイベントも本当に素晴らしいのですが、この特集上映の成立過程それ自体もすごくて、これ、映画会社に勤めているわけではないIさんという人が個人の努力と情熱によって開催までこぎつけたものなんですよ。

Iさんには、今年の前半、ちょうどわたしが早稲田で授業をしていたときに挨拶に来ていただいて、その場で学生相手にちょっとしたロジェ宣伝というか啓蒙活動のようなことまでやっていただいたのですが、自力でフランスに行ってロジェに会って直接フィルム配給権を交渉して、映画会社の人間ではないわけですから、公開のあてもなく先の見えないままとにかくそんな感じで話を進めて、そうした活動がどうにかこうにか形を結びつつあるのが今回の特集上映であるわけですよ。

すごいじゃないですか!
やっぱね、メディア社会だの何だの言っても、本当に見られるべき作品が見られるためには、こうした個人の無償の努力とか愛というものが、その背後には絶対に必要になってくるんです。
映画なんて、テレビでも映画館でも毎日のように新しい作品を見ることができるし、そんなの世の中が勝手に進めてくれているものであって、わたしたちは単にその流れに乗って消費者として楽しんでいればそれで良いとか思っていたら、それ、大間違いですよ。
映画なんて、ほっといたらあっという間に死ぬんです。
映画会社だけに任せておいても、映画は実に簡単に死ぬ。
それをただ傍観しているだけの人間も、その場合、映画を殺す側の世の中に荷担することになるのです。
もちろん、映画に関心のない人間であれば、そんなのどうでも良いことでしかないでしょうけどね。

来年1月は、渋谷のユーロスペースに通いましょう!
ジャック・ロジェ特集、必見です。
通しチケット(なんてものが発売されるかどうかわかりませんが)は、デフォルトでマストバイですね。
ガッツでゴーだ!

あと、次の日曜日、12月6日には、[Lehrstucke 03]が開催されます。

今回は、タランティーノの新作『イングロリアス・バスターズ』をテーマにした発表が2つと、前回のスコリモフスキー復習編その他が行われる予定。
場所は、早稲田大学の学生会館です。
すでに、またあらたな参加希望者からのメールもいただいていますが、もちろん学生ばかりではなく、一般からの参加も歓迎。

lehrstucke★gmail.com(★を小文字のアットマークにしてください)
参加希望者は、こちらの方までメールを送ってください。
折り返し、実行委員長のクドカン君から連絡が行くと思います。
よろしくお願いします。

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