カリブの黄色いジュゴンちゃん

「もやしもん」です。
いまごろハマってます。

いや、実は、最初に単行本第一巻が発売された頃、すぐに買って読んでいたのですが、その後、なぜか継続して読まなかったんです。
作品が大きな話題となり、手塚賞取ったりアニメ化されたことも知っていたのですが、改めて読もうという決定的な動機とはならず、そのまま現在にまで至ってました。

第一巻つまらなかったわけじゃないんですけどね。
ただ、設定の面白さに比べ、実際そこで行われてるのはありきたりな青春学園群像劇で、人物の配置もややゴチャゴチャしてて各自の役割が今ひとつ不鮮明という感じがあり、ちょっと小技を利かせた程度の作品かなあ、という認識を持っていたのは事実でした。

ところが、第二巻以降、キャラクターの性格付けや再配置・整理(文字通りの意味で)などが進み、また、物語の視点が青春学園ものから菌の世界へと大きく比重を移すにつれ、これがもう圧倒的に面白さを増して行き、気がつけば、現在の最新刊である8巻まで一気に大人買いしてしまいました。

いま、だいたい半分くらい読んだ辺りです。
むっちゃくちゃ面白いっすね~。
笑い飯・西田とケンコバがいるな、とか思ってたら、案の定そうだったみたいですし。

不満とすれば、総じて人間キャラが弱い(笑)くらいですかね。
とりわけ女性キャラの描き分けがどうだろうという点と、あと樹教授の決め台詞。
そこに本来備わっているべき重みや人間的な奥行きが、いまいち欠けているあたりでしょう。

これはまあ、でも、作者自身が教授の年齢に達してはいないわけですから、仕方ないと言えば仕方ないことかもしれません。
また、この世代の描く青春群像ものが、しばしば上の世代を最初から視界の外に置くことで成立していることに比べれば、本来の学園ものフォーミュラへの回帰という形式を取りつつも、しかしそれは、ある意味でチャレンジングなことだったのかもしれないなあ、とも思ったりします。

ま、そんなことはともかく、菌ですけどね。
この作品の面白さは。
かもすぞ、と。
面白いよなあ。

第4巻で、訳あって作品から一時的に消えていた菌たちが、あるきっかけでふたたびコマを埋め尽くし始める辺りとか、もう感動的と言っていいほどの展開でした。
『ポンヌフの恋人』の花火とか、『V』に登場する無数のキャラクターや記号たちがVの形状へと流入して行くくだりとか、ああいう意味不明なダイナミズムに満ちあふれていたと思います。

それはまた、言い換えるならば、この作品そのものが世界認識をめぐる闘争の場であることの宣言だとも言えるわけであって、うっひゃあ、それってほとんどモダンアートじゃん、なんて気持ちもあわせつつ、まあ、なんだ、要するに、A・オリゼーかわゆす、と(笑)。

ああ、海洋堂が作ったストラップとかマグネットとか欲しいなあ。
買っちゃおうかなあ。

日本酒にも興味出ますよね。
ポン酒の銘柄が複雑すぎるという話が出たとき、飛露喜とかに混じって焼酎である森伊蔵とか魔王も紛れ込んじゃってましたけどね(笑)。
ちょうど「dancyu」3月号も日本酒特集らしいし、うーん、手出してみるかな。
合成清酒ばかり飲んでいて、日本酒苦手とか、それはやっぱ駄目だよな。

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