旅行日記100314

100314いよいよ試合の日。
今回の旅行で、最初のハイライトです。
FCバルセロナ×バレンシア。
カンプノウ。
午後7時のキックオフ。

朝から気持ちが落ち着かない。
試合に備えて体力温存のため、今日はジョギングはなし。
遅めの朝食を済ませ、ネットで予約していたチケットを受け取るため、スタジアムへ。

朝からすごい人の数。
すごい長さの行列。
どこに並んで良いのかよく分からない。
表示もない。
あるのかもしれませんが、肝心な部分が小さな紙にカタラン語だけで書かれていたりとか、なんというか、まあ、正直不親切。
右往左往する人たち多数。
もちろんわたしもその一人。

列に並んでいた人に確かめて、しばらくならんで待っていたものの、最終的に窓口に到達したところで、ここは違うと言われる。
同じように、また最初から別の大行列に並び直す人たち、多数。
この辺、なんとかしてほしいですね。
ようやく正しい窓口までたどり着き、チケットをゲット。
隣の窓口では、ドイツ人の大男が、4時にならないとこの券は発行されないと言われていて、何度も並び直して何時間も待ったんだと、ドイツからこの試合のためだけにわざわざ飛行機で来たのだと、他の窓口でまた並んでも良いから何とか今チケットもらえないかと、4時にチケットもらえるのは100%シュアなことかと、ひたすら相手に食い下がる。
分かるよ、分かるぜ、ドイツ人!
その辺のメンタリティは、われわれ同じサイドに属しているな!
ラテン気質の大ざっぱさ、どんぶり勘定というものが、こういう場面では、やはりどうにも不安にさせられてしまうのです。

いったんホテルに戻る。
途中、カタルーニャ広場から少し歩いた場所にあるアルゼンチンレストランで食事。
こちらのランチは1時半ごろからはじまります。
ちょうどその時間。
店に入ったところ、予約ですかと聞かれる。
もちろん予約なしだが、ランチで最初の客だったので、ぎりぎり席があるとのこと。
すっごく豪華で高そうな雰囲気の店。
東京とかフランスだと、支払いが怖くて絶対入れないタイプ。

アルゼンチンの郷土料理であろうパイをいくつかと、腸詰め、サラダなどのスターター、そして、メインにアルゼンチン風ステーキ。食後には、ブラックコーヒー。
すべて、ものすごく美味しい。
これだけ食べて、一人3千円ちょっと。
ゆっくり食べているうちに、いつの間にか店は人でいっぱいになってました。
みんな、教会帰りに家族でランチ食べに来たって雰囲気。
店員さんも、みんな感じ良い。

ホテルの部屋に戻り、身支度。
もちろん、ユニに着替えます。
気持ちを高め、ふたたびカンプ・ノウへ!

2時間ほどまえにスタジアム到着。
すでに通りを埋め尽くすほどの人、人、人、人、人。
どうやらゲートがまだ開いてないらしい。
道ばたの芝生でピクニックみたいになってる人とか、車が通るたびに選手が乗ってるんじゃないかとのぞき込む人とか、みんなそれぞれに楽しんでる感じ。

ようやく入場開始。
入り口で、試合の見所なんかが書かれたバルサ発行の新聞が配られる。
こういうの、嬉しいなあ。
荷物検査、一応ありますけど、スタジアム内で大きな荷物持ってる人に係員が近づいてきて、外からあっさり触るだけ。
こちらが気を利かせて袋あけても、中見ようとさえしない。
メインスタンド、1階席26列06番。
とても見やすい席でした。
スタジアム全体のどこからでも試合の様子がよく分かる作りになっていて、これは本当にすごい。
売り場まで行って、ビールを購入。
3ユーロほど。

スタジアムの雰囲気を楽しんでいると、あっという間にキックオフの時間。
何でもテレビで見て知ってましたけど、本当に試合開始10分前くらいになって、そこでいきなり人がどっとやってくるんですね。
半分くらいの入りから、10分程度で、あっという間に満席になってしまいました。
入場者数8万6~7千から9万弱くらい?
表示があったんですが、正確な数は数は忘れちゃいました。
印象としては、ほぼ満席。
今シーズンの要となる試合の一つですからね!
バレンシア戦ですよ!
そりゃ、みんな見に来ますって。
選手紹介は、別に派手な演出もなく、ただ選手の名前をアナウンスするだけ。
しかし、その一人一人に大きな歓声と、相手選手に対するブーイングがあって、スタジアム全体が一体となって盛り上げていく感じ。

そうこうするうちに、いつの間にかあっさり試合開始。
前半は、チャンス結構多かったものの、最後の決め手に欠ける印象。
ボージャンが、相手サイドバックに抑えられてるかな?
ただ、バルサのパス回しがボディブローのようにきいていて、試合に関係ないところでバレンシアのディフェンスが腰を曲げたりするなど、これは後半期待できそうな雰囲気。

ハーフタイムでは、アンリがコーチと一緒にアップを開始。
案の定、後半立ち上がりからボージャンに変えてアンリ投入。
ボージャン、奮起してがんばってくれ。

アンリ投入後、試合の流れがハッキリ良くなる。
その一つ一つのプレーに対して、スタジアム全体が歓声を上げたり、がっかりしたり、ブーイング送ったり。
この一体感は、本当にすごい。
そして、みんな本当に良くサッカー知ってる!
ちょっとしたステップのうまさとか、視野の広いサイドチェンジとか、相手チャンスの芽をつぶすカバーリングとか、そういう地味だけど、本当に大切なプレーの一つ一つに対して惜しみなく拍手と歓声が送られます。
試合が膠着し始めると、応援歌歌ったり手拍子始めたり。
そのすべてが最高に気持ちいい!
気が利いてる!

ああ、もうこの雰囲気味わうことができただけで満足だな、最高のフットボール体験だったな、日本のスタジアムでは一生感じることのできないものがここにはあったな、などと思っていたところ、右からドリブルで相手ディフェンスを切り裂いたメッシがセサルの脇を抜いてついにゴールを決める。
その瞬間、全員が両手を突き上げて絶叫!
観客席すべてが興奮に包まれて訳分からなくなる。
わき上がるメッシコール!!
もちろん、その一部としてわたしも絶叫してました。
というか、感極まって涙出ました。
スタジアムで泣いたのはじめてだ。

バレンシアの反撃がしばらくあり、バルサがオフサイドかけ損ねた相手にシュートを許すが、1対1の絶体絶命のピンチにバルデスが奇跡のセービング!
バルデス、両手を広げて観客席をあおりまくる。
もう嵐のような興奮がスタジアムを包む。
後ろにいた子供たちも、キャーッと叫びすぎ興奮しすぎて、ほとんど卒倒するんじゃないかという状態。

その流れのまま、試合がしばらく続き、やがて1点目とほとんど同じ形からメッシが2点目のゴール。
あれ、これまだ取りそうだぞ、と思っていたところ、心が折れたバレンシアにとどめを刺すかのように、これまたほとんど同じ形からメッシがさらに3点目。
ハットトリック!

全員が試合を堪能し、満足し、満ち足りた気分でバルサのパス回しを見守る。
自然と始まるオーレのかけ声。
そのまま試合終了。
その数分前から早々に観客が帰り始めるというのも、テレビで見ていたとおり。

試合後、来た道を逆にたどってメトロでホテルへ向かう。
帰り道の道路は、バルサファンで占拠され、人とバイクと車が渾然一体となって進んでいく。
ものすごい排気ガスだが、不思議と気にならない。
みんなクラクションで勝利をアピールしている。
人に対してクラクションならす車なんて一台もない。
バス、トラム、バイク、車、徒歩、メトロと、やがてそれぞれがバラバラになり始め、大通りに出たあたりで群衆は自然に薄まっていく。

メトロはもちろん混みましたが、日本のように動けなくなることはないです。
ラッシュ時の電車ほどさえ混まない。
普通に、今日はちょっと人が多いなってくらい。
このあたり、スタジアム帰りの人の流れに対する管理方法として、是非、日本の関係者にも学んでほしいものだと思いました。

カタルーニャ広場のカフェで簡単な夜食。
その後、ホテルに戻りました。

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