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横浜日仏学院シネクラブなど、各種講演活動
by 大寺眞輔 shinsuke ohdera
"cineclub sampler"
トークのサンプラー
2006年11月18日
 『冷たい水』
 横浜日仏学院シネクラブ
2006年11月24日
 「映画と経済」
 中央大学経済学部
 100周年記念寄付講座
講演:大寺眞輔

横浜日仏学院シネクラブ 活動記録
会場:
 2004年01月~2004年09月 横浜日仏学院
 2004年10月~2005年12月 横浜美術館レクチャーホール
 2006年01月~現在 東京芸術大学馬車道校舎
『現代映画講義』
2005年5月までに開催された横浜日仏学院シネクラブの中から10回分のトークを収録。
大寺眞輔 編著
ゲスト講師:黒沢清、青山真治、冨永昌敬、佐々木敦、安井豊、樋口泰人
青土社、250頁、本体2200円(税別)
詳細は、こちらのページで。
2004年 冬学期:犯罪映画
犯罪映画は、映画史上、最も古いジャンルの一つであるばかりでなく、現在まで非常に高い人気を誇り、犯罪の登場しない作品を探すことが困難だとさえ言える程です。また、アメリカにおいて形式的な一つの頂点に到達したこのジャンルに対して、フランスや日本のような国では、如何にして別種の映画が可能かという先端的な試みが繰り広げられる舞台ともなりました。犯罪と映画とはまた、近代以降の都市の問題としてもきわめて密接な関わりを持っており、今日の映画において重要な問題の幾つかをそこから探ることも出来るでしょう。現在の世界の中で、どのような映画が可能かという問いかけも、同じ場所から見ることができる筈です。

第1回:『ネネットとボニ』Nenette et Boni(クレール・ドゥニ)
    2004.01.31
    トーク:青山真治 大寺眞輔
第2回:『愛していると伝えて』Dites-lui que je l’aime(クロード・ミレール)
    2004.02.28
    講演:大寺眞輔
第3回:『メイド・イン・USA』Made in U.S.A.(ジャン=リュック・ゴダール)
    2004.03.13
    講演:大寺眞輔

2004年 春学期:都市と映画
映画は、都市の中で生まれ、都市と共に成長してきました。1895年12月28日、世界で最初に観客の前で上映された「シネマトグラフ」は、まさに都市に集まる人々の娯楽への欲求を満たすための見せ物として、この世に誕生したのです。そして、物語を語るようになった映画は、私たちが住む都市にカメラを向け、そこに住む人々を主題とするようにもなりました。スタジオの中で、いかに本物そっくりのパリを作るかという難問に苦心した人たちもいました。また、カメラを片手に、現実のパリの街頭へと飛び出していく若者たちも登場します。映画が生まれる背景となった、近代的な都市の誕生について、あらためて振り返ろうとする作品も生まれてくることになるでしょう。映画は、都市のメディアなのです。

第4回:『イルマ・ヴェップ』Irma Vep(オリヴィエ・アサイヤス)
    2004.04.24
    トーク:青山真治 大寺眞輔
第5回:『シークレット・ディフェンス』Secret Defence(ジャック・リヴェット)
    2004.05.22
    講演:大寺眞輔
第6回:『グレースと公爵』L’anglaise et le duc(エリック・ロメール)
    2004.06.12
    講演:大寺眞輔

2004年 夏学期:横浜フランス映画祭関連企画:エマニュエル・ベアール特集
現在のフランス映画を代表する女優のひとりであるエマニュエル・ベアール。彼女は2004年6月に行われた横浜フランス映画祭の団長をつとめました。映画批評家の目を通して、彼女の出演作品の中からもっとも興味深い2作品を選び、上映・解説します。

第7回:『深夜カフェのピエール』J’embrasse pas(アンドレ・テシネ)
    2004.07.24
    トーク:青山真治 大寺眞輔
第8回:『美しき諍い女/ディヴェルティメント』La belle noiseuse, DIvertimento(ジャック・リヴェット)
    2004.09.04
    トーク:佐々木敦 大寺眞輔

2004年 秋学期:映画-監視する眼/管理社会をめぐる3本の映画
近代以降の社会では、<管理>の問題が、わたしたちの生活や文化に常に大きな影響をもたらしてきました。そして、映画というメディアを可能にしたカメラや映写機、映画館という技術は、いずれも、そうした問題と深く歴史的な関わりを持っているのです。マイケル・ムーアと彼の作品『華氏911』が提起した主題は、決してアメリカ社会に限定されるものではありません。私たちは、映画史をさかのぼりつつ、幅広い視野を持って、この問題を考察しておく必要があるでしょう。

第9回:『勝手に逃げろ/人生』Sauve Qui Peut (La Vie)(ジャン=リュック・ゴダール)
    2004.10.16
    トーク:稲川方人 安井豊 大寺眞輔
第10回:『NOVO』NOVO(ジャン=ピエール・リモザン)
    2004.11.13
    講演:大寺眞輔
第11回:『マブゼ博士の千の眼』Die Tausend Augen des Dr. Mabuse(フリッツ・ラング)
    2004.12.12
    トーク:黒沢清 大寺眞輔

2005年 冬学期:カイエ・デュ・シネマ/映画と批評 ~カイエ週間関連企画~
ジャン=リュック・ゴダールは、かつて、世界と自分自身とを忘れながら知ること、思考しながら語ることにこそ、映画の本質があると述べました。そして、映画と映画批評とが切り結んできた複雑で生産的な関係もまた、同様の場所に於いて見出されるものではないかと私は思います。「カイエ・デュ・シネマ」という固有名と分かちがたく結びつけられている映画と批評との関わりを再考することは、すなわち、現代映画の歩みをそのまま辿り直すことにも繋がるのです。

第12回:『明日、引っ越す』Demain on d m nage(シャンタル・アケルマン)
    2005.01.22
    トーク:稲川方人 安井豊 大寺眞輔
第13回:『汚れた血』Mauvais sang(レオス・カラックス)
    2005.02.19
    トーク:樋口泰人 冨永昌敬 大寺眞輔
第14回:『Helpless』Helpless(青山真治)
    2005.03.05
    トーク:青山真治 大寺眞輔

2005年 春学期:映画のモーション/エモーション
モーションピクチャーとも呼ばれる映画にとって、事物や人物のモーション=動きは、常にその関心の中心的な位置を占めてきた。動きこそが映画のすべてであると定義される場合もあるだろう。一方、映画はまた、エモーション=感情の芸術であるとも言われる。それは、観客の感情を揺り動かそうとするばかりではなく、被写体としての登場人物をエモーショナルな極限状態に置くことを通じ、スクリーン上において、モーションとエモーションとの新しい結合の形を模索することにもなるだろう。

第15回:『ラ・ピラート』La pirate(ジャック・ドワイヨン)
    2005.04.17
    トーク:安井豊 大寺眞輔
第16回:『美しき仕事』Beau travail(クレール・ドゥニ)
    2005.05.15
    トーク:樋口泰人 大寺眞輔

2005年 夏学期:ロスト・ハイウェイ
今日のフランス映画を代表する二人のシネアストによる作品を通じて、サスペンス/スリラー映画の現代的な形を探ります。主人公たちは、ふとしたきっかけから、日常生活のハイウェイを逸脱してしまい、過去や記憶、歪められたヴィジョン、現実の背後に潜む亡霊たち、そしてついには、自分自身に隠されていた不可解な秘密とも出会うことになります。作品が喚起するさまざまなイメージは、やがて、デヴィッド・リンチの『ロスト・ハイウェイ』とも同様、自己の廃墟や変容さえ見出すことにもなるでしょう。

第17回:『魂を救え!』La Sentinelle(アルノー・デプレシャン)
    2005.07.10
    講演:大寺眞輔
第18回:『赤信号』Feux rouges(セドリック・カーン)
    2005.09.03
    トーク:稲川方人 大寺眞輔

2005年 秋学期:放浪紳士
ルノワールの『素晴らしき放浪者』やアルドリッチの『北国の帝王』をはじめ、映画史にはこれまで、数多くの魅力的な放浪紳士が登場しました。牧歌的な大らかさや気骨あふれる自由主義など、それぞれの放つ気風や雰囲気こそ違え、彼らには、近代的な社会システムには容易に馴染もうとしない、独立独歩の存在感が共通して備わっており、それこそがまた、これら放浪紳士の映画的な魅力へとつながってもいました。サークの作品からは、古き良き時代における、放浪紳士の最後の輝きを見ることができるでしょう。一方、カンテの作品は、放浪紳士の一種のネガのようなものを、わたしたちに見せてくれます。

第19回:『タイム・アウト』L’Emploi du temps(ローラン・カンテ)
    2005.11.05
    講演:大寺眞輔
第20回:『パリのスキャンダル』"A Scandal in Paris(ダグラス・サーク)
    2005.12.17
    トーク:青山真治 大寺眞輔

2006年 冬学期:カイエ・デュ・シネマ/映画と批評
かつて、ジャン=リュック・ゴダールは、世界と自分自身とを忘れながら知ること、思考しながら語ることにこそ、映画の本質があると述べました。同様に、映画と映画批評とが切り結んできた複雑で生産的な関係もまた、「忘れながら知ること」「思考しながら語ること」という場所に見出すことができるのではないでしょうか。「カイエ・デュ・シネマ」という固有名と分かちがたく結びつけられている映画と批評との関わりを再考することは、すなわち、現代映画の歩みをそのまま辿り直すことにも繋がるのです。

第21回:『“男たちと共に”演技するレオ』Leo, en jouant ‘Dans la compagnie des hommes’(アルノー・デプレシャン)
    2006.01.29
    トーク:アルノー・デプレシャン 大寺眞輔
第22回:『ベティ・フィッシャー』Betty Fisher et autres histories(クロード・ミレール)
    2006.03.18
    講演:大寺眞輔

2006年 春学期:ヌーヴェル・ヴァーグの作家たち vol.1 クロード・シャブロル
映画史上最大の事件の一つである、ヌーヴェル・ヴァーグ。シネクラブでは、この大事件がその後の映画史に与えた影響の大きさを、そこで活躍した映画作家たちの作品に具体的に触れることを通じて、改めて振り返ろうと思います。シリーズの第一回で取り上げるのは、かつてヌーヴェル・ヴァーグ三銃士の一人とも呼ばれたクロード・シャブロル。彼が六十年代に撮り上げた二本の傑作を上映します。

第23回:『虎は新鮮な肉を好む』Le Tigre aime la chair fraiche(クロード・シャブロル)
    2006.04.22
    講演:大寺眞輔
第24回:『野獣死すべし』Que la bete meure(クロード・シャブロル)
    2006.05.27
    講演:大寺眞輔

2006年 夏学期:ヌーヴェル・ヴァーグの作家たち vol.2 ジャン=リュック・ゴダール
2006年夏学期のシネクラブでは、ヌーヴェル・ヴァーグを代表するというばかりではなく、もはや二十世紀が生んだ最も重要な芸術家の一人と呼ばれるにふさわしい映画作家である、ジャン=リュック・ゴダールの特集を行います。さまざまな変遷を遂げ、数多くの傑作を生み出した彼のフィルモグラフィの中でも、「映画大陸への帰還」と呼ばれ、きわめて充実した活動を見せた八十年代の作品から、この時期の代表作でもある『パッション』をフィルム上映します。同時に、9月に上映する『小さな兵隊』からは、ゴダール初期のみずみずしい感性を味わうこともできるでしょう。

第25回:『パッション』Passion(ジャン=リュック・ゴダール)
    2006.07.15
    講演:大寺眞輔
第26回:『小さな兵隊』Le Petit soldat(ジャン=リュック・ゴダール)
    2006.09.02
    講演:大寺眞輔

2006年 秋学期:ヌーヴェル・ヴァーグの作家たち vol.3 映画の贈り物
ゴダールのように過激な映画、アンナ・カリーナのようにオシャレでポップな雰囲気を感じさせる映画…。もちろん、これらもヌーヴェル・ヴァーグの一つの側面であったことは間違いありません。しかし、シャブロルやドゥミやデプレシャンのように既存のジャンルを見事に活用し、そこに惜しみなく愛情を捧げた映画、あるいは、トリュフォーやアサイヤスのように上質の生地を繊細にカットした真新しいシャツのように清々しい映画…。これらもまた、ヌーヴェル・ヴァーグとそれ以降の作家たちがわたしたちにもたらしてくれた、もう一つの映画の贈り物であったのです。

第27回:『天使の入江』La Baie des anges(ジャック・ドゥミ)
    2006.10.28
    講演:大寺眞輔
第28回:『緑色の部屋』La Chambre verte(フランソワ・トリュフォー)
    2006.11.18
    講演:大寺眞輔
第29回:『冷たい水』L’Eau froide(オリヴィエ・アサイヤス)
    2006.12.02
    講演:大寺眞輔

2007年 冬学期:特集ジャック・ドワイヨン
あまりにも激しく、肉体的な「痛み」を伴った70~80年代の傑作群から、表面上は穏やかさを湛えるようになったものの、より豊かさと深みを増した近作に至るまで、ジャック・ドワイヨンは、そのあまりにも見事な演出力と緻密な構成力とによって、つねに映画界のトップランナーの一人であり続けました。今回の特集では、また、若き日のマリアンヌ・ドニクールの姿とともに、ジェーン・バーキンとの間に生まれた実の娘ルー・ドワイヨンの素晴らしさを再確認することができるでしょう。

第30回:『恋する女』L’ Amoureuse(ジャック・ドワイヨン)
    2007.01.20
    トーク:風間志織 大寺眞輔
第31回:『フリーキー・ラブ!』Carrement a l’Ouest(ジャック・ドワイヨン)
    2007.03.03
    講演:大寺眞輔

2007年 春学期:再考:少女たちの映画
とりわけ八十年代以降、ある種の映画では少女たちが特権的な被写体として作品全体にその輝きを与えてきました。もちろんそこには、男性映画作家たちによるファンタズムの受け皿として、少女という装置が都合良く機能したという側面もあるでしょう。一方、男性からの視線を自らの内面に折り返した存在として、少女という記号が一人歩きし始めた展開もあったように見えます。しかし、少女たちの映画がわたしたちに見せてくれたものには、そうした文化的・社会学的範疇には収まりきらないものがあった筈なのです。八十年代的な意匠が再び消費の舞台に上がりつつある現在、少女たちの映画からその本来の可能性をあらためて探り出してみたいと思います。

第32回:『デザンシャンテ』La Desenchantee(ブノワ・ジャコ)
    2007.04.21
    講演:大寺眞輔
第33回:『いつか会える』A tout de suite(ブノワ・ジャコ)
    2007.05.19
    講演:大寺眞輔
第34回:『彼女たちの舞台』La Bande des quatre(ジャック・リヴェット)
    2007.06.16
    講演:大寺眞輔

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2007年 夏学期:ドッペルゲンガー
19世紀ロマン主義文学の中で大きく成長したドッペルゲンガー(=分身)のイメージは、20世紀を代表するメディアである映画にとってもきわめて重要な主題の一つとなりました。メリエスが二重写しの技法を発見し、チャップリンが恋敵の尻を蹴り上げるために自らの身体を抜け出して以降も、映画にはさまざまな形で分身たちの姿が刻印されてきたのです。いや、すでにリュミエールが写し取った19世紀後半のパリの現実的な風景それ自体の中にさえ、わたしたちはドッペルゲンガーの跋扈をどこかで感じ取っていたのかもしれません。それはすなわち、映画そのものの存在が、すなわち現実であり、同時に現実のドッペルゲンガーでもあるということを示しているのです。その事実を明確にあらわすもっとも近年の例として、わたしたちは、黒沢清の『ドッペルゲンガー』を想起してみることもできるでしょう。

第35回:『パリの灯は遠く』(ジョセフ・ロージー)
    2007.07.21
    ゲスト:黒沢清
第36回:『ふたりのベロニカ』(クシシュトフ・キェシロフスキ)
    2007.09.08

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2007年 秋学期:クラシックの愉しみ
2004年1月に誕生した当シネクラブでは、基本的に、ヌーヴェル・ヴァーグ以降のフランス映画を取り上げてきました。それは、100年以上に及ぶ映画史の中で、それをいたずらに過去の遺物として、あるいは、何か骨董品のようなものとして愛でるのではなく、現在を生きるわたしたち自身にアクチュアルな関わりをもつものとして見てもらいたいという意図によるものでした。しかし、一方で映画には偉大な古典が存在しており、それはそれ自体として大いに魅力的であるばかりではなく、現在まさに撮られようとしている映画にも深い影響を及ぼしていることを忘れてはならないでしょう。

第37回:『素晴らしき放浪者』(ジャン・ルノワール)
    2007.10.27
第38回:『アタラント号』(ジャン・ヴィゴ)
    2007.11.10
第39回:『七月のランデブー』(ジャック・ベッケル)
    2007.12.15

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2008年 冬学期:夫と妻とその愛人
ヌーヴェル・ヴァーグの作家の中で、結婚と三角関係、あるいは愛情と嫉妬を得意な主題としてしばしば描いたのは、フランソワ・トリュフォーでした。ここでは、彼の盟友であったゴダールとシャブロルが、同じ主題をどのように自分のものとしたか、あらためて振り返ってみることにします。

第40回:『恋人のいる時間』Une femme mariee: Suite de fragments d’un film tourne en(ジャン=リュック・ゴダール)
    2008.03.08
第41回:『不貞の女』La Femme infidele(クロード・シャブロル)
    2008.04.19

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2008年 春学期:フィルム・ノワール80s
80年代に撮られた2本のフィルムノワールを特集します。いずれも、50年代ハリウッドにおいて典型的だった、ひとつのジャンルと形式に対する深い愛情を感じさせ、女優たちの美しさを堪能させてくれると共に、そこから遠く隔てられた場所で映画を作り続けることについての自覚もまた、わたしたちに感じさせてくれるでしょう。

第42回:『死への逃避行』(クロード・ミレール)
    2008.05.17
    ゲスト:井口奈己
第43回:『天使の接吻』(ジャン=ピエール・リモザン)
    2008.06.07

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2008年 夏学期:ジョン・ケイル
ルー・リードとともにヴェルヴェット・アンダーグラウンドを結成したジョン・ケイルは、ポップ・ミュージックシーンの神話的な名前であるにとどまらず、ウォーホルやニコらとのつながりもあわせ、映画の世界にも大きな足跡を残しています。ストリートの荒々しさと、クラシカルな端正さ・叙情性を同時に感じさせる彼のオリジナルな作風は、今回取り上げた2本の作品によって強く印象づけられることでしょう。

第44回:『愛の誕生』(フィリップ・ガレル)
    2008.07.12
第45回:『パリ・セヴェイユ』(オリヴィエ・アサイヤス)
    2008.09.06

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2008年 秋学期:悪夢のような人生
平坦に見えた人生も、ちょっとしたきっかけで悪夢へと反転します。そして、悪夢のような人生には、悲劇的な側面もあれば、喜劇的な側面もあるのです。ブレッソン、シャブロル、ミレールという3人のフランスの巨匠たちは、うまく行かない人生に対して、あるいは、期待を裏切り続ける世界に対して、いったいどのような視線を投げかけているでしょうか?

第46回:『たぶん悪魔が』(ロベール・ブレッソン)
    2008.10.04
第47回:『血の婚礼』(クロード・シャブロル)
    2008.11.08
第48回:『魔女たちの部屋』(クロード・ミレール)
    2008.12.06

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2009年 冬学期:クロード・シャブロル『マスク』
叔母の遺産とヒッチコックの教えを頼りに映画作家の道へと乗りだしたシャブロルは、60年代から70年代にかけて、その研ぎ澄まされ充実した作品群によって、サスペンス映画のジャンルに大きな足跡を残すことに成功しました。一方、女性映画やドキュメンタリーといった新たな試みにも意欲的に取り組むようになった80年代以降では、巨匠の腕前を存分に披露した楽しい作品も見せてくれます。今回のシネクラブでは、そんなお正月にふさわしい豊かで映画らしい映画といった作品を、青山真治監督と一緒に鑑賞してみたいと思います。

第49回:『マスク』Masques(クロード・シャブロル)
    2009.01.24
    ゲスト:青山真治

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2009年 春学期:ジャン=ピエール・レオーの冒険
フランソワ・トリュフォーの分身アントワーヌ・ドワネルを演じることで世に出たジャン=ピエール・レオーは、同時に、『男性・女性』や『中国女』などの作品によって「もっともゴダール的な俳優」とも呼ばれることになった。その後も、ユスターシュ、ガレル、ヴァルダ、アサイヤス、リュック・ムレらの作品に出続けたレオーは、ヌーヴェル・ヴァーグを代表する顔となると共に、スコリモフスキー、パゾリーニ、ベルトルッチ、カウリスマキらの作品を通じて、国際的な舞台へとその冒険を拡大した。トリュフォーの死後、公私ともに危機に見舞われたレオーだが、その存在は、現在でも世界の映画作家たちにインスピレーションを与え続けている。

第50回:4月18日(土)シネクラブ50回記念作品
『ビリー・ザ・キッドの冒険』Une aventure de Billy le Kid, 1971
 監督:リュック・ムレ、編集:ジャン・ユスターシュ
第51回:5月16日(土)
『男性・女性』Masculin feminin: 15 faits precis, 1966
 監督:ジャン=リュック・ゴダール
第52回:6月13日(土)
『コントラクト・キラー』I Hired a Contract Killer, 1990
 監督:アキ・カウリスマキ

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2009年 夏学期:アラン・レネ
言葉と言葉にできないもの、あるいは映像と沈黙の間でカメラを回すことを選択したアラン・レネは、『夜と霧』と『恋するシャンソン』の間で、あるいは『ミュリエル』と『アメリカの伯父さん』の間で、一貫して私たちの目と耳に新たな刺激と愉しみを届け、その思考を喚起してきました。今回は、60年代と80年代初頭に撮られた2本の作品を撮り上げることで、この巨匠のフィルモグラフィに新たな角度からアプローチしてみたいと思います。

第53回:7月4日(土)18時
『ミュリエル』Muriel ou Le temps d’un retour (1963)
第54回:9月5日(土)18時
『人生はロマン』La vie est un roman (1983)

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2009年 秋学期:愛するときと死するとき

第55回:10月10日(土)18時
『主婦マリーがしたこと』Une affaire de femmes (1988)
監督:クロード・シャブロル

第56回:11月7日(土)18時30分
『ラブ・ソング』Les chansons d’amour (2007)
監督:クリストフ・オノレ

第57回:12月19日(土)18時
『証人たち』Les temoins (2006)
監督:アンドレ・テシネ

2010年
第58回:4月24日(土)18:00
『賭けはここまで』 Rien ne va plus 1996
監督・脚本:クロード・シャブロル
出演:イザベル・ユペール、ミシェル・セロー
http://www.institut.jp/ja/evenements/9780

第59回:5月15日(土)18:00
『ナーダ』 Nada 1974
監督・脚本:クロード・シャブロル
出演:ファビオ・テスティ、モーリス・ガレル
※トークゲスト:中原昌也
http://www.institut.jp/ja/evenements/9783

第60回:6月12日(土)18:00
『まっぷたつの少女』 La fille coupee en deux 2006
監督・脚本:クロード・シャブロル
出演:リュディヴィーヌ・サニエ、ブノワ・マジメル
http://www.institut.jp/ja/evenements/9786

第61回:7月24日(土)18時
『すべてが許される』Tout est pardonne, 2006
監督:ミア・ハンセン=ラブ

第62回:9月11日(土)18時
『5時から7時までのクレオ』Cleo de 5 a 7, 1962
監督:アニエス・ヴァルダ

第63回:10月16日(土)18時
『恋のエチュード』Les Deux anglaises et le continent, 1971
監督:フランソワ・トリュフォー

第64回:11月6日(土)18時
『隣の女』 La Femme d’à côté, 1981
監督:フランソワ・トリュフォー

第65回:12月4日(土)18時
『RERの娘』 La Fille du RER, 2008
監督:アンドレ・テシネ

2011年
第66回:3月5日(土)18時
『小さな山のまわりで』
監督:ジャック・リヴェット

第67回:4月16日(土)18時
『北の橋』
監督:ジャック・リヴェット

第68回:5月14日(土)18時
『獣人』 LA BETE HUMAINE, 1938
監督:ジャン・ルノワール

第69回:6月18日(土)18時
『探偵』
監督:ジャン=リュック・ゴダール

第70回:7月9日(土)18時
『悪意の眼』
監督:クロード・シャブロル
ゲスト:柳下毅一郎

第71回:9月10日(土)18時
『ハンズ・アップ!』
監督:ロマン・グーピル

第72回:10月15日(土)18時
『誰でもかまわない』
監督:ジャック・ドワイヨン

第73回:11月19日(土)18時
『クスクス粒の秘密』
監督:アブデラティフ・ケシシュ

2012年
第74回:3月17日(土)18時
『僕のアントワーヌ叔父さん』
監督:クロード・ジュトラ

第75回:4月21日(土)18時
『リグレット』
監督:セドリック・カーン

第76回:5月19日(土)18時
『森の奥』
監督:ブノワ・ジャコ

第77回:6月7日(土)18時
『さよならゲーリー』
監督:ナシム・アマウシュ

第78回:9月8日(土)18時
『女は女である』
監督:ジャン=リュック・ゴダール

第79回:10月13日(土)18時
『フレンチ・カンカン』
監督:ジャン・ルノワール

第80回:11月10日(土)18時
『35杯のラムショット』
監督:クレール・ドゥニ

2013年
第81回:1月19日(土)18時
『袋の中の猫』
監督:ジル・グルー

第82回:4月20日(土)
『ヴォルテールのせい』
監督:アブデラティフ・ケシシュ
『身をかわして(レスキーヴ)』
監督:アブデラティフ・ケシシュ

第83回:5月15日(土)
『パリはわれらのもの』
監督:ジャック・リヴェット
『デュエル』
監督:ジャック・リヴェット

第84回:6月15日(土)
『アカルイミライ』
監督:黒沢清
『サムライ』
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル

第85回:9月28日(土)
『セザール』
監督:マルセル・パニョル
『ニースについて』
監督:ジャン・ヴィゴ
『天使の入江』
監督:ジャック・ドゥミ

第86回:10月12日(土)
『ラ・シオタ駅への列車の到着』(1896)
監督:ルイ・リュミエール
『サイコロ城の秘密』(1929)
監督:マン・レイ
『地中海』(1963)
監督:ジャン=ダニエル・ポレ
『ゴダール・ソシアリスム』(2010)
監督:ジャン=リュック・ゴダール

第87回:11月9日(土)
『ルル』
監督:モーリス・ピアラ
『黒いヴィーナス』
監督:アブデラティフ・ケシシュ

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